内容説明
博物学者、近代的な植物分類学の祖として世に知られるリンネが、スウェーデン南端のスコーネへの調査旅行で記録した生活、文化と経済。英訳もされていない貴重な文献を徹底して解明する。民族学、地理学、生態学、経済学、歴史学その他あらゆる科学にとって目を見張る豊かな情報の宝庫。年輪気候学、砂防林などの理論と提案。関連する文献もあわせて、科学史、科学思想史の未知の世界を開く研究。
目次
第1部 『スコーネ旅行』の内外(カール・フォン・リンネと十八世紀のスウェーデン;『スコーネ旅行』の書誌学;地域調査の目的と方法;リンネの思想―神と自然と人間と ほか)
第2部 『スコーネ旅行』(『スコーネ旅行』序文;リンネの「スコーネ」;日記の事例;自然 ほか)
著者等紹介
塚田秀雄[ツカダヒデオ]
1934年、大阪府生まれ。1960年京都大学大学院修士課程修了、文学修士。専門は北欧地域研究。現在、大阪府立大学名誉教授。帝塚山学院高校、奈良大学、大阪府立大学、大谷大学。その間ヘルシンキ大学(1972年)、ストックホルム大学客員研究員(1983、87年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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