内容説明
モーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」こそ音楽における無比の到達点である。モーツァルトの真髄をオペラ作家として捉えることによって、小林秀雄のモーツァルト観と際立った対比を示す長編評論を中心に、音楽批評から出発して近代文芸批評の確立者となった河上徹太郎の、30年間にわたって書き継がれた珠玉のモーツァルト論を初めて集成。天才音楽家の無垢の魂を生き生きと描出する名著。
目次
ドン・ジョヴァンニ
ッシュのドン・ジョヴァンニ
オペフィガロの結婚
ヒュッシュのドン・ジョヴァンニ
オペラ・ブッファ「コシ・ファン・テュッテ」
魔笛
「魔笛」をきいて
モーツァルト
モーツァルトの憂鬱
ドン・ジュアン(『現代音楽論』より)
小林秀雄『モオツァルト』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
くまこ
1
面白かった。モーツァルトのオペラがいっそう楽しくなった。ドン・ジョヴァンニも太宰治もモテる色男という点は共通。ドン・ジョヴァンニが泣きながら心中を繰り返していたら、キリスト教社会がひっくり返るね。2011/06/14
NyanNyanShinji
0
筆者は小林秀雄氏と同世代の方で、本書は小林氏のの『モォツァルト』論やキュルケゴールのドン・ジョヴァンニ論をなぞりつつ、時には反論を交えながら独自のドン・ジョヴァンニ論を構築する。ドン・ジョヴァンニ自身は主役ながら与えられたソロ曲は二曲しかなく、彼自身が自分を語ることはない。代わりにレボレルロやドンナ・エルヴィーラが彼を讃頌し、ドンナ・アンナやドン・オッターヴィオ、ヅェルリーナたちも彼と敵対しつつも反面彼を称賛するという所が本書を読んで最も心に残ったところでした。2023/11/07
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