内容説明
モーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」こそ音楽における無比の到達点である。モーツァルトの真髄をオペラ作家として捉えることによって、小林秀雄のモーツァルト観と際立った対比を示す長編評論を中心に、音楽批評から出発して近代文芸批評の確立者となった河上徹太郎の、30年間にわたって書き継がれた珠玉のモーツァルト論を初めて集成。天才音楽家の無垢の魂を生き生きと描出する名著。
目次
ドン・ジョヴァンニ
ッシュのドン・ジョヴァンニ
オペフィガロの結婚
ヒュッシュのドン・ジョヴァンニ
オペラ・ブッファ「コシ・ファン・テュッテ」
魔笛
「魔笛」をきいて
モーツァルト
モーツァルトの憂鬱
ドン・ジュアン(『現代音楽論』より)
小林秀雄『モオツァルト』
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- 和書
- 立山夜なべ話