内容説明
日本を深く愛しつづけたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)。1890年に来日以来、日本の物語や民間信仰、風習等を通して、西洋至上主義に捉われることなく日本を理解しようと務め、数多くの秀れた作品を残した。本巻は八雲の作品の中でも「耳なし芳一」「轆轤首」「雪女」等、一般に親しまれている怪談・奇談42篇を、気鋭のハーン研究者達の新訳で収録。さらに巻末にこれらの原拠30篇も翻刻した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
49
日本に帰化した小泉八雲。日本の物語や伝承を深く愛していたからこそ、文化を通じてこのような作品を描くことができたのだと思います。美しい恐怖に満ちていると思います。2022/01/11
でっこいみちゃぴん
22
恥ずかしながら、今まで小泉八雲の怪談は八雲がオリジナルで著したと思っていて、原拠があるのは知らなかった! 併録してある原拠と、八雲の文章を読み比べてみた。すると分かったのは、割と原拠に忠実ということ。けれど大胆に話が削ってあったり、肉付けしてあったりして、面白く読みやすく作り直してある。時間はかかったけど、じっくり読み比べて良かった👌2025/08/03
金吾
18
子供の頃によく読んだ本です。赤間神社を行ったのは耳なし芳一の影響です。2025/12/27
tokko
17
怪談なのでもちろん怖い。けれど西欧風のパワフルでグロテスクな恐ろしさとは違い、この世ならぬ存在とうつつの交わりは日本だとどこか静かで悲哀を感じさせる。それは生死や時空を超えたもっと仏教的な因業に対する眼差しを伴い、人間の本質を問い直したくなる怖さでもある。だからこそハーンの目には美しく写り、また興味深い発見となったのだろう。2018/05/24
パールレイン
16
独自の解釈を加え分かりやすく状況を書かれているので、日本の怪談としてのオドロオドロした恐ろしさは弱まった感じ。それにしても女性の情念は怖い。嫉妬し、恨み、生霊になり、呪い殺す。「果心居士」「因果話」「美の悲哀」が印象に残った。2009/09/02
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