内容説明
古代ギリシアに始まる脈々たる西洋思想の大きな流れを重要な哲学者の生きざまを中心に描きながら辿る哲学史。きわめて平易な語り口と的確な原典の引用、正鵠を得た批評で彩られた本書は、我々に哲学の裾野まで俯瞰しうる恰好の入門書として広く世界中の人々に読みつがれてきた。上巻には、ソクラテス、プラトン、アリストテレスとギリシアの科学、フランシス・ベーコン、スピノザ、ヴォルテールとルソーなどフランス啓蒙思想までを収める。
感想・レビュー
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i-miya
5
■[読了]★『西洋哲学物語(上)』講談社学術文庫2005.09.12- 2005.09.12 アコーレー(敵) しかし、ほめるときはほめる P226 批評 P237 第4章 スピノザ さまよえるユダヤ人 屋根裏部屋 エスピノザ一家 ポルトガル系ユダヤ人 オランダへ 1640 スピノザ8歳 P243 ブルーノの研究 2005.09.15 アナトール・フランス 1921 1676 ライプニッツが訪問 44歳で死亡 P264 知性改良論 永遠で無限のひとつのことに対する愛 P282005/09/16
武井 康則
4
プラトンから西洋哲学を語り起こす。まず哲学者の略歴を述べ、主著の抜粋を引用する。歴史的である一方、思想的には浅くも感じる。著者がアメリカ人で客観視できる面を重視するような教育をうけてきたからかもしれない。ベーコン、スピノザ、ヴォルテールと現代日本では馴染みのない人が取り上げられている。今となってはこの形を踏襲した哲学史がたくさんあって、内容も進んでおり、本書の役目は終わっているかと思う。2019/04/27
DonaldTrump
1
哲学入門書として最適!!2010/02/08