角川文庫<br> 実伝 黒田官兵衛

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角川文庫
実伝 黒田官兵衛

  • 著者名:火坂雅志
  • 価格 ¥517(本体¥470)
  • KADOKAWA(2013/07発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044003128

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内容説明

秀吉の天下取りを支え、関ヶ原の合戦に最後の野望を賭した名軍師・黒田官兵衛。彼は乱世に何を考え、どのように生きたのか。文庫オリジナルの特別対談も収録。官兵衛の魅力と実像を浮かび上がらせる決定版。

目次

特別対談 戦国最強のナンバー2黒田官兵衛の魅力(松平定知 火坂雅志)
第1部 黒田官兵衛の戦いと人物像(一年にも及ぶ牢獄生活―捕われの身で貫き通した信義 天才軍師逝く―遺志を胸に秀吉と官兵衛、ついに天下へ 九州征伐―島津軍を翻弄した黒田父子の手並み 秀吉が恐れたその才知―やがて心中密かに芽生えたもの 関ヶ原決戦の秘策―東軍でも西軍でもない第三の道 精鋭・黒田二十四騎―天才軍師を支えた曲者揃いの男たち)
第2部 黒田官兵衛像の諸相(本当の軍師とは―半兵衛から官兵衛に受け継がれた志 日本一頭脳の鋭い男―切れ者・官兵衛の生涯かけての活躍 明治の一ジャーナリストが描く黒田如水―福本日南のスルメ的史伝を読む 対談・命運を賭けた父と子の関ヶ原)
第3部 黒田官兵衛の生涯(天下無双の博奕の名人―権謀術数の武将と語られる真相)
付録 『名将言行録』抄(岡谷繁実著)明治四十二年刊

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

如水

19
『軍師の門』を描いた作者が竹中半兵衛と黒田官兵衛をよりディープにして貰お〜と思って書いたに違いない(多分?)一冊。作者の対談集や小説のワンシーンのピックアップ、他の小説家が描いた官兵衛像、官兵衛評が記載されてます。どちらかと言えば改名した(如水に改名後)後の話が多い様な気がします。色んな人の批評が出て来てますが、キリスト教入信から棄教する迄の考察は戴けない。僕は『手段』としての入信で、ロマンチストでは無く超現実主義の人が少し垣間見た理想がキリスト教だった、と考えてますので。一言で言うと官兵衛考察本ッス。2018/01/23

鮫次郎

8
内容的には、よく知っている黒田官兵衛についての解説でした。真新しい史実は有りませんが、コメンテーターごとに違う黒田官兵衛・長政観が勉強になりました。義の人なのか、はたまた運悪き真っ直ぐな『切れすぎる懐刀』なのか?ちなみに私は、彼を『諦めの悪いキレ者』だと思っております(^w^)2013/05/28

BIN

6
火坂雅志編と書かれてますが、火坂さんを中心に対談とか個別の解説とかがつまった黒田官兵衛評です。基本的には知っている内容ばかりですが、改めて見ると勘兵衛に比較して長政を見てしまうと小物感が半端ないですね。危険視したとは言え、功績に対して豊前1国にも満たないというのはひどいですね。2024/06/08

みーすけ

5
来年の大河の為に予習。私の知っている黒田官兵衛は手につけた鎖を振り回して戦う黒田ジャック・バウワーとか、顔色が悪くて手に持った珠で攻撃する人でした。が、どちらも元ネタがちゃんとあるのだと初めて知る始末。何だかスミマセン。竹中半兵衛とのエピソードに感動しながらも、BGMは戦国鍋TVの兵衛'zが歌う「ベー・アンベシャス」でした・・・。2013/06/23

あじさい

4
黒田官兵衛への一般的な評価は「知恵者であるあまり天下人にはなれなかった(ならなかった)」というものだろうか?参謀や軍師は、政治家ではなく芸術家に近いイメージがある。漢の劉邦に遣えた韓信も同じ匂いがプンプン。ただ、歴史上の偉人達の本音は誰も分からないし、検証もできない。遺された資料を繋ぎ合わせて推察するしかない、と思う。学生の頃は歴史には全く関心がなかったけれども、実は凄く複雑で深いものなんだなぁ、と段々と興味が湧いてきている。で、黒田官兵衛を語る松平定知アナウンサーの「温度」の高さが、とても良いデス。2015/09/17

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