講談社学術文庫<br> 講孟箚記 〈上〉

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講談社学術文庫
講孟箚記 〈上〉

  • 吉田松陰/近藤啓吾
  • 価格 ¥1,672(本体¥1,520)
  • 講談社(1979/11発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 468p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061584426
  • NDC分類 123.84
  • Cコード C0110

出版社内容情報

【内容紹介】
下田渡海に失敗した松陰は、江戸より護送後直ちに野山獄に投ぜられた。本書は、再び世に出る見込みなき獄に起居し、同囚のために講義した「孟子」の前半。「吾(われ)の魯侯(ろこう)に遇(あ)はざるは天なり」において彼は「時に遇ふも遇はぬも、皆天に任せて顧みず。我に在りては道を明らかにし義を正しうし、言ふべきを言ひ為すべきを為すのみ」と。孟子のことばに拠り、それを越えて、自己現下の問題としてこれを考える、正に松陰ならではの気概の書である。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

91
下田からの密航に失敗し、野山獄に投獄された吉田松陰が、再び世に出る見込みなき囚人たちと「孟子」を読みといた講義録。劄記とは「針で刺すように真意を突いた文」という意味。後日「そこまで至ってない」と「講孟余話」と改題したあたりも、松陰の尖りっぷりがよく現れている。ほとんど絶望的な状況なのに「人の道」を益々身近なものとし、逆境こそ励んで道を得るためのよい境遇であるとし、囚人達や牢番も感化したエネルギーは物凄い。孟子の言葉を真剣に咀嚼し、自分自身や藩の政治、そして日本の将来に照らして考える姿勢に心打たれた。2016/05/31

かわうそ

45
読んでいるといつの間にか姿勢を正してしまう本。これが言霊というやつでしょうか?笑 吉田松陰という男の言葉にはそれほどの不思議なパワーがあるわけです。 学問が学問のためにあるのならばそれは意味をなさず、そうではなくて学問というものは道のために理のためにあるのだと、名誉心などを求めて学問に取り組めば必ずや権力や金に屈することになるのであってそうならないためには自らの道を定め、利ではなく理の元につまり、自分の道に沿って判断し日々修養を重ねていくことが大切だとする彼の学問に対する姿勢を見習っていきたいです。2023/03/06

かわうそ

36
『境の順なる者は怠り易く、境の逆なる者は励み易し。怠れば則ち失ひ、励めば則ち得るは、是人の常なり。』13 『人は、順境にある時は怠けやすく、逆境にある時は励みやすいものである。怠けると道を失い、励めば道を得るということ、これが人生の常の姿である。』15 身に染みます。励めば自ずと道は見つかるものだ。逆に努力をしなければ、道を失う。そして迷子になってしまう。。 『〔天下の費、兵より甚しきはなし。兵を省かずんば、何を以て税斂を薄うせんや〕』国が危機に陥ってる時に軍事費を増やすことは国を滅ぼしかねないのです。2022/10/16

佳音

25
読んだにしたけど、永遠に読んでるにしたい。読み返したいと思う。仕事、生き方、なにかに迷い、惑う時ヒントを得たい一冊。口語訳も充実しているのでビジュアルが与える印象より読みやすいよ。高いけど一生もんだから後悔しない。借りてよむと私見だが、自分の時期を逸すと思う。2013/07/07

壱萬弐仟縁

20
原文→訳文→語義→参考の順。貧賤、艱難は逆境で、人は、逆境にある 時は励みやすく、励めば道を得る。これが人生の常の姿(15頁)。すっと入って来る。学問の目標が誤っていることを批判されている(33頁)。 名誉や官位のためではなく、世のため人の為ではなかったか、と。不幸な孤独者を優先にし、貧しい者を救い病む者に目をかける政治を興す(58頁)。こうであれば政治とカネにはならない筈だが。正学と曲学の違いは、 前者は古代のよい音楽のようなもの(68頁)。松陰は、義理経済の学をもって正学とした(語義70頁)。 2014/10/21

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