出版社内容情報
世界初の翻訳で世に問う、楕円関数論の源流たる名著!天才数学者ヤコビの主著『フンダメンタ・ノヴァ』を、ラテン語原典から完全翻訳19世紀のドイツの数学者C・G・J・ヤコビの名著『楕円関数論の新しい基礎』を、ラテン語原典から世界で初めて翻訳! ヤコビの論考は、後代の数学者たちに絶大な影響を及ぼし、現代の楕円関数論のための「新しい基礎」を築いた。われわれは本書を通じて、2重周期性やモジュラー方程式、テータ関数などの重要な諸概念の誕生するさまを目の当たりにし、それらの描き出す美しい有機的統一性を学ぶことになる。
緒言
訳出にあたって
楕円関数の変換
楕円関数の展開の理論
訳者あとがき
参考文献
索引
カール グスタフ ヤコプ・ヤコビ[カール グスタフ ヤコプ ヤコビ]
著・文・その他
高瀬 正仁[タカセ マサヒト]
翻訳
内容説明
19世紀のドイツの数学者C・G・J・ヤコビの名著Fundamenta Nova Theoriae Functionum Ellipticarum(『楕円関数論の新しい基礎』)を、ラテン語原典から世界で初めて翻訳したものである。詳述されるヤコビの論考は、アイゼンシュタイン、クロネッカー、ヴァイエルシュトラス、リーマンなど、後代の数学者たちに絶大な影響を及ぼし、現代の楕円関数論のためのまさしく「新しい基礎」を築いた。われわれは本書を通じて、2重周期性やモジュラー方程式、テータ関数などの重要な諸概念の誕生するさまを目の当たりにし、それらの描き出す美しい有機的統一性を学ぶことになる。
目次
楕円関数の変換
楕円関数の展開の理論
著者等紹介
ヤコビ,カール・グスタフ・ヤコブ[ヤコビ,カール・グスタフヤコブ][Jacobi,Carl Gustav Jacob]
19世紀のドイツの数学者
高瀬正仁[タカセマサヒト]
1951年、群馬県に生まれる。現在、九州大学マス・フォア・インダストリ研究所准教授。博士(理学)。専門はドイツ数学史、多変数関数論、ヤコビ関数、虚数乗法論。数学の古典的著作の翻訳などの執筆活動により、2009年度日本数学会賞出版賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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