内容説明
英国の落ちこぼれスパイたちの吹きだまり“泥沼の家”では、今日もボスのジャクソン・ラムのもと“遅い馬”たちが退屈な業務に向かっていた。ところが、そのひとりでラムの秘書のキャサリンが、何者かに拉致された!犯人から指示を受けた“遅い馬”のカートライトは、彼女の身の安全と引き換えに、本部に厳重に保管された情報を盗み出すことになるが…“泥沼の家”の存亡をかけて、落第スパイたちの奮闘がはじまる!
著者等紹介
ヘロン,ミック[ヘロン,ミック] [Herron,Mick]
イングランド北東部のニューカッスル・アポン・タイン生まれ。オックスフォード大学ベリオール・カレッジ卒業。2003年に作家デビューし、オックスフォードを舞台にしたミステリ小説を発表してきた。2010年の『窓際のスパイ』は彼の長篇第6作にあたる初のスパイ小説で、英国推理作家協会(CWA)のスティールダガー賞候補となり、その続篇にあたる『死んだライオン』(2013年)で、CWA賞ゴールドダガー賞を受賞した『放たれた虎』はそれに続くシリーズ第3作になる
田村義進[タムラヨシノブ]
1950年生、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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