出版社内容情報
医療職の役割と組織、医の倫理、生命倫理、職業倫理、チーム医療、全人的医療、患者の権利、インフォームドコンセントなどを学ぶ。管理栄養士のモデルコアカリキュラムにおける「ヒューマニズム・倫理」「医学概論」「使命や役割」の項目に沿った内容。医療スタッフの一員として管理栄養士が働くための基礎的な知識、倫理を学ぶことができる。
0. 医療,医学と保健,福祉:医療,保健,福祉分野のつながりと広がり/医療,医学における栄養学と栄養治療/医療の範囲/医療提供施設(医療機関)/医療系職種の資格
1. 医療提供施設と医療の担い手:管理栄養士・栄養士のフィールド/医療提供施設/医療の範囲/医療の担い手/医療と福祉の連携を担う職種
2. 医行為の変遷と診療の補助:医術の歴史/現在の日本における医行為と医行為にあたらない範囲/地域包括ケアシステムにおけるキュアとケア
3. 生命倫理:生命倫理の内容/生命と物質/ヒトの死の概念と生物学的な個体の死/ゲノム,遺伝子,受精胚の操作と生命倫理/先制医療
4. 医の倫理:医療:医学,医術,医道/ヒポクラテスの誓い/世界医師会のジュネーブ宣言/日本医師会の医の倫理綱領/医師の義務と倫理/ヘルシンキ宣言とヒトを対象とする医学研究/ナイチンゲールの誓詞と看護者の倫理綱領/死のいろいろと緩和医療/倫理観の相違/管理栄養士と医の倫理/管理栄養士の現場にみる医の倫理の基礎知識
5. プロフェッショナリズム:プロフェッションとは/医療専門職とは/プロフェッショナリズムとは/医師のプロフェッショナリズムの具体的な内容と医療関連職/医療実践にあたって/管理栄養士・栄養士が実際の医療現場で活動する際に留意すべきこと
6. 職業倫理:職場倫理と職業倫理/さまざまな職種における職業倫理/管理栄養士・栄養士における倫理要綱
7. 臨床研究と倫理:臨床研究の種類/研究者としての倫理/臨床研究の道へ
8. 全人的医療:全人的医療とは/全人的医療の目標/医療従事者と患者との相互理解/患者参加型医療と全人的医療の連動/全人的医療が効果的に実践される場
9. 患者の権利,障害者の権利:患者の権利に関する動き/患者の権利に関するリスボン宣言/障害者の権利
10. インフォームド・コンセント:概念/成立するまでの歩み/成立/詳細
11. 対話の重要性:コミュニケーションの基本/医療におけるコミュニケーション/関係性を構築するための医療者のコミュニケーション/臨床栄養におけるコミュニケーション
12. チーム医療:高まるチーム医療の重要性/チーム医療の効果と実践
13. 医療,ヘルスケアの現状と今後の展開
河田 光博[カワタ ミツヒロ]
編集
小澤 一史[オザワ ヒトシ]
編集
渋谷 まさと[シブヤ マサト]
編集
目次
医療、医学と保健、福祉
医療提供施設と医療の担い手
医行為の変遷と診療の補助
生命倫理
医の倫理
プロフェッショナリズム
職業倫理
臨床研究と倫理
全人的医療
患者の権利、障害者の権利〔ほか〕
著者等紹介
河田光博[カワタミツヒロ]
1977年京都府立医科大学医学部医学科卒業。佛教大学保健医療技術学部理学療法学科教授。京都府立医科大学名誉教授
小澤一史[オザワヒトシ]
1984年東京慈恵会医科大学医学部医学科卒業。日本医科大学大学院医学研究科解剖学・神経生物学分野大学院教授
渋谷まさと[シブヤマサト]
1984年東京慈恵会医科大学医学部医学科卒業。女子栄養大学短期大学部生理学研究室教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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