出版社内容情報
菅原道真の末裔で、光格天皇の侍従頭の唐橋杏之介は、剣と槍の遣い手である。今は江戸・日本橋の銭湯の主人となり、絵師、観相家の「杏山」と呼ばれる。帝から密勅を受け京へと向かった杏之介が、道中、執拗に刺客に命を狙われつつ旅路の果てに見たものは?
内容説明
菅原道真の末裔で、光格天皇の侍従頭として、朝廷と幕府の紛争を治めた功績を持つ唐橋杏之介は、剣と槍の遣い手でもある。が、今は江戸・日本橋の銭湯の主人となり、絵師、観相家、狂歌師の「杏山」と呼ばれている。帝から密勅を受け、東海道を京へと向かった杏之介だが、道中、執拗に刺客に命を狙われることになる。修羅場を潜った男が、旅路の果てに見たものとは。
著者等紹介
八剣浩太郎[ヤツルギコウタロウ]
1926年、北海道生まれ。教師、新聞記者を経て執筆活動に入る。豊富な史料による独自の歴史観で、江戸時代のリアルな情景を描いている
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