講談社現代新書
奪われる日本

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  • サイズ 新書判/ページ数 188p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061498532
  • NDC分類 304
  • Cコード C0231

出版社内容情報

『拒否できない日本』に続く問題提起!
真の国益を擁護するために。
●「年次改革要望書」による米国の圧力に屈しない
●かけがえのない至宝、国民皆保険を崩壊させない
●M&A推進派が売りたがる「日本」をまもれ!

内容説明

いま、危機にさらされる日本人の心とからだ、小馬鹿にされる礼節と思いやり。世界に類を見ない我が国固有の価値観。

目次

第1部 検証「平成の大獄」―郵政、そして医療(郵政―アメリカの狙いはなんだったのか;『年次改革要望書』はどう始まったのか;前自民党議員たちはなぜ反対したのか;医療―世界がうらやむ皆保険をなぜぶっ壊すのか)
第2部 節度も品格も無き時代―小泉治世の検証(M&A推進派はなぜ「日本」を売りたがるのか;悪徳業者はなぜ世に蔓延るようになったのか;談合はいつから犯罪になったのか;あなたはほんとうに訴訟社会を望んでいるか;日本政府は米国になにを「要望」しているか)
第3部 皇室の伝統をまもれ!(万世一系をなぜまもるのか;こどもたちは知りたがっている)

著者等紹介

関岡英之[セキオカヒデユキ]
1961年、東京都に生まれる。慶應義塾大学法学部卒業後、東京銀行(現・三菱東京UFJ銀行)に入行。証券投資部、北京駐在員事務所、国際協力銀行出向などを経て、約十四年間の勤務の後に退職。1999年、早稲田大学大学院理工学研究科に入学。建築家・石山修武氏の研究室に所属し、2001年、同修士課程を修了。著書に『なんじ自身のために泣け』(河出書房新社刊、第七回蓮如賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちくわん

11
2006年8月の本。1990年代後半から、アメリカから日本へ年次改革要望書という名の圧力。それで日本の様々な制度が変えられた。マスメディアでは全く取り上げられない。この件をエキスパートが解説。10年以上経つが、訴訟や保険、2000万円などあらゆるものが繋がっている気もする。2019/06/16

Nobu A

9
関岡英之著書2冊目。前著に記した「年次改革要望書」に対する慧眼とも言える洞察力に感銘を受け、数冊ある著書の中から時系列に本著を購入。申し訳ないが今回は失敗。前著と殆ど被る内容。多少加筆はあるが、終始アメリカの「年次改革要望書」を軸にした国内保険、建設、医療、金融業界の民営化への歴史的圧力について。前著を改訂すれば良かったのではと思った。加えて、自慢話や感情表現を前回以上に散見。米国の一方的な内政干渉を民意に問うのであれば、冷静な多面的な視点が必要。前著が素晴らしかっただけに残念。他著を手に取るか迷うな。2020/04/18

神太郎

7
あの時、この本に出会っていれば…と思ってしまう内容でした。今、政権交代を経て再び自民が政権を握っていてマスコミも「行け行けムード」に酔っているが…。この国の行く末を案じるのであれば、やはり僕ら有権者もしっかりしなければと思った。2013/09/29

くりのすけ

5
郵政民営化の頃の話なので今読むと若干古いが、当時、国を思う本当の政治家がいたということがよくわかった。メディアには抵抗勢力としか映ってなかったが、よく考えていた志のある人物を落選させてしまったことは本当にもったいない。アメリカ追従の大きな弊害を知ることと警鐘を鳴らしてくれている一冊だ。2016/05/22

Hiroki Nishizumi

4
著者の志は悪くないと思うが、誤植や引用誤りが散見される。もう少し丁寧に書いてもらえると良いのだけれど。2020/02/06

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