講談社現代新書<br> 臓器は「商品」か―移植される心

講談社現代新書
臓器は「商品」か―移植される心

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061495494
  • NDC分類 494.28
  • Cコード C0236

内容説明

心臓移植を受けた患者が、自分の中にもう一人の自分を感じることもある―。臓器移植を思想としてとらえ直す。

目次

第1章 アンパンマンと臓器移植
第2章 商品と記号
第3章 人間と動物
第4章 対偶関係の論理
第5章 想像の共同体
第6章 移植と日本文化論

著者等紹介

出口顕[デグチアキラ]
1957年生まれ。筑波大学比較文化学類卒業。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程中退。現在、島根大学法文学部教授。博士(文学)。専攻は、文化人類学。主な著書に『名前のアルケオロジー』紀伊国屋書店、『誕生のジェネオロジー』世界思想社。などがある
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

冬佳彰

12
「心臓移植を受けた患者が、自分の中にもう一人の自分を感じることもある」ってことで、いわゆる細胞記憶に関する本かと思って手にしたら、文化人類学の観点から臓器移植にまつわる諸々の現象を分析し、論じた本だった。細胞記憶そのものではなく、細胞記憶があるかのような「移植を受けた側の」心理が、どのように発現するのか、といった観点。それはそれで面白かったけどね。2022/08/04

takashi1982

1
著者は島根大学教授で、現代思想や生命倫理のあたりを研究しているようだ。著者は贈与論をベースにしながら、臓器が単なる商品ではなく、贈与論的な意味における「商品」として捉えている。贈与という行為はの持ち主の人格がそこにとどまり続けると言うことだ。確かに買って渡されるプレゼントより,その人が愛用しているものを贈与された方が処分に困る。にもかかわらず、臓器移植は「臓器」を交換可能な商品と同じように扱う。そこにアイデンティティを揺るがす問題が出てくるのである。2012/08/06

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