講談社現代新書<br> ウィーン・ブルジョアの時代から世紀末へ

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講談社現代新書
ウィーン・ブルジョアの時代から世紀末へ

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061492769
  • NDC分類 234.6
  • Cコード C0222

内容説明

環状道路建設を機に急激に近代都市へと変貌したウィーン、そして十九世紀末へと至る転換期に経済・文化の中核を新たに担った市民たちの「日常」を復元する。

目次

序章 近代市民階層の誕生
第1章 市民階層とリングシュトラーセ
第2章 ウィーン市民と貴族、そしてハプスブルク家
第3章 十九世紀都市生活の光と影
第4章 ウィーン市民の日常生活
終章 近代市民階層の没落

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mana

5
ウィーン絡みの展覧会の予習のつもりで読んだ。ちょっと文章が小難しくて、内容はまあまあ面白そうなんだけど、読むの疲れた。2019/05/16

ソラヲ

3
かつてはローマ帝国の城塞都市であり、また「東方世界への入り口」として位置付けられたウィーン。トルコ軍による武装包囲を解除しキリスト教文化を守った「名誉の要塞」は人口の増加につれて都市拡張計画の妨げとなり、とうとう皇帝フランツ・ヨーゼフの時代に撤去されてしまうのだが、その跡地に作られたリンク(Ring, 環状道路)では貴族層に代わって新市民階層の文化が花開く。本書では豊富な文献をもとに、いかに彼らがウィーンの近代都市化に携わったかを描き出す試みがなされている。所謂街づくりに興味がある人が読むと面白いと思う。2017/01/14

Nakashima Mizuki

0
ウィーン19世紀末都市史。 自分の興味に一番近い本のような気がする。 面白かったのはリングシュトラーセの果たした役割の大きさ、フランツ・ヨーゼフについての市民のイメージのあたり。 世紀末ウィーンの政治と文化のギャップには、ウィーン社交界の二重性とビーダマイヤー期の「政治離れ」があったというのは非常に興味深い。このギャップがずっとなぞだったのでもっと詳しく調べたい。2012/10/06

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