内容説明
中国語は一番身近な外国語。とはいえ、発音は?文法は?独特な発声法「声調」のコツや、「ピンイン」の読み方・書き方…。語順や動詞の活用は?否定や疑問はどう言うの?基本文法とひとこと会話をマスターして、五千年の〈ことば〉の世界を知る、中国語への第一歩!
目次
序章 学びやすい中国語
第1章 私たちが学ぶ中国語
第2章 中国語の発音
第3章 日本語と中国語
第4章 中国語の語彙
第5章 私の中国語修業
第6章 中国語の基本〈1〉
第7章 中国語の基本〈2〉
第8章 ひとこと中国語
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だてこ
9
中国語に興味をもって。面白かった!言葉を知ることは、その国の文化を知ること。日本語との違いから見える、日本と中国の考え方の違いが面白い。あと、中国で言う古典としての漢字の意味が、中国では今は変化してしまっているのに対し、日本で古来の意味のまま使われ続けている漢字があるというのも面白かった。2022/02/06
OjohmbonX
5
中国語が母語の日本語話者が「とてもきれいのことあります」「すごくおいしいの食事」と不要な「の」を挿入する傾向は何に由来するのだろうと前から思っていたが、中国語の文法上「很」や「非常」の「とても」の意味の副詞を伴うとき形容詞と名詞の間に「的」deを入れなければならないルールに引きずられているのだと知ってすっきりした。中国語圏で平仮名の「の」が浸透していて広告やパッケージでよく見かけるのも、漢字の中でビジュアル的にかわいく見せようとした結果「的」を「の」に置き換えたのかもしれない。2018/04/15
nori_y
5
テキストとして一読。相原先生の文章はやはり分かりやすいですね。よい復習になった一方、新発見もあったりして勉強になりました。忍耐強く聴き取りの練習をすることの重要性を再認識。先生の頃に比べ、今はネットで好きな題材を何でも選び放題なわけだから、俄然取っ掛かりやすいんですけども……ニュースは難しいな。2018/03/30
rokubrain
5
(16年前の再読なので、昔のクリーム色のカバー) 中国語に再びちょっと取り組み始めた。 かつての教材の再利用。 日本語の漢字から中国語学習への橋渡しがうまい。 語彙、文法も初心者が知りたいことをバランスよく網羅している。 さすが、NHK語学講座の先生(これも昔の話ですが)ですね。 また語学学習で、昔と大きく違うのは、ネットで学習できる環境が整っているということ。 辞書が揃っているは想定内として、自由文の翻訳機能も付いているのにはびっくり。 しかも音声つき! 隔世の感あり。2016/03/27
Yasomi Mori
4
副読本の名著ということで。中国語の韻母nとngの区別は難しいが、日本語の「案内」とか「案外」の「ン」の音がじつは異なっているとか、日本語の「カ」と「ガ」といった清音・濁音の対立がない代わりに、中国語では無気音と有気音の対立がある。また「たべる」は中国古典語が“食”、現代語が“吃”と、中国人より日本人の方が古典語を知っている等々。中国語を学ぶ上で発生する疑問や、言語比較に触れた話題が多数紹介されていて面白い。モチベーションアップと、この先学習を進めながら読み返したくなる予感のする一冊。2016/07/28
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