内容説明
消費社会に君臨するデザインは、私たちの思考や感覚を変質させる。流線型から、コンピュータ商品にいたるモダンデザインの流れをたどり、その華やかな魔力を解明する。
目次
1 デザインにひそむもの(日常のなかのデザイン;「Gマーク」がもつ意味;生活に侵入するデザイン;ソフトな管理社会)
2 現代デザインの先駆者(インダストリアルデザイナーの成立―アメリカの第1世代;生活を規格化する―ドイツDWBとその影響力;アートディレクターの誕生―1930年代イギリスの全体計画;国家によるデザイン管理―ファシズム下の日本)
4 現代日本のデザイン戦略(アメリカン・ウェイ・オブ・ライフの衝撃―1950年代;家電戦略とものによる支配―1960年代;ニューファミリー戦略と家庭の変貌―1970年代;差異化戦略と電子テクノロジー―1980年代)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すいみん
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30年前の本。私たちの生活が製造販売側が考えた生活様式に合わせてデザインされたものによって変化して行っているのであり、単なる道具ではなくメディアだというのは、ファッションブームは作られるものだという一般論を思い起こさせますねぇ。30年も前の本だと引用される小話なども中々に興味深く、友達感覚の親子なんてものが40年以上前から存在しているというのも驚きでしたし、高度成長期の原動力がアメリカ式の豊かな生活への憧れというのも腑に落ちました。2015/12/01
Naota_t
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2011/07/17 2011/07/17
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