講談社現代新書<br> オカルト

講談社現代新書
オカルト

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  • サイズ 新書判/ページ数 218p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061488328
  • NDC分類 147

内容説明

天地創造、生命の奥儀を神の声から解くゲマトリアの哲学―カバル。原始キリスト教と覇を競い、消え去ったオリエントの神々―グノーシス。エジプトの魔術とキリスト教から、絢爛たる悪魔学が生まれた―オカルティズム。占星術、錬金術、エクソシズム、ゴーム伝承、サタンと三千世界の悪霊たち。オカルトは不死鳥のように人間理性の背後から復活する。

目次

第1部 カバル(ゲマトリア;カバルの宇宙;カバル誕生)
第2部 グノーシス(オリエントの曼陀羅;拝蛇教とハーメティックの魔術;ゾロアスター、マニ教、パルシー)
第3部 オカルティズム(髑髏の舞い;オカルタ・フィロ・ソフィア)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

茶幸才斎

2
旧約・新約聖書とキリスト教の成立過程で捨てられ異端とされつつ命脈を保ち続ける思想に関して、ヘブライ、ヒンドゥー、ゾロアスター、マニ教等との関連や、メルヴィル、ミルトン、マーロー、コトン・マザーら多数の引用を交えながら、「読者よ、一考を乞う。有名な『ハムレット』にせよ幽霊が主役の一人だ。」(p.162)という具合に、数千の観衆を前に弁舌を振るうかのごとく、筆者の雄弁はとどまる所を知らない。ただし内容はさっぱり分からない。負けずに云っておく。「心せよ!戯れに亡霊を装ひなば、亡霊となりぬべし。」—カバラの戒律—2013/05/20

skia

1
雄弁に語られるので非常に読みやすく思えるが、読み終わると頭の中に何も残っていない著作だった。連想的に話題を変えていったり、語尾を・・・などで余韻を残すように終わらせるなど、何を書いているつもりなのだろうと思うところは多かった。時折、ギリシャ神話を例えとして用いるが、明らかに知識が間違っているところもあり、内容の信頼性も微妙に思えた。自分には知識があまりないので、そのせいで理解のできないところは多かったはずで、きちんとした知識ある人が読めば評価が変わるのだろうかとは思う。2011/10/15

じろう

0
オカルティックな言葉と書名を散りばめてオカルティックな雰囲気を高めたオカルト詩本。何にも説明してくれないのでよくわからない。2018/01/02

しゅう

0
☆☆ ユダヤの秘儀「カバル(カバラではなくカバルがただしいとのこと)」のゲマトリア(数魔術)からはじまるが、聖書の旧約と新約の正統に対する異端(グノーシス)の専門的な内容でかなり難解である。2013/04/29

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