内容説明
30兆もの細胞が絶妙なネットワークを形づくる人体は、もっとも身近なワンダーランド。脳の前進基地としての眼、舌をかんで死ぬ時代劇の嘘、美女は頭蓋骨も美しい―など、不思議にみちみちたミクロコスモスに潜入し、その謎をさぐる。
目次
1 30兆の細胞の森―人体全体
2 眼は脳の1突起―感覚器
3 リンパの海に浮かぶ脳―神経系
4 体を貫く1本のチューブ―消化器
5 右肺は左肺よりも大きい―呼吸器
6 1.5トンの血液が毎日腎臓を通過する―泌尿生殖器
7 ホルモンとは「刺激する」という意味―内分泌器
8 美女は頭蓋骨も美しい―骨格系
9 飲みこむ時は16もの筋肉を使う―筋肉系
10 血液は1分で全身を巡る―循環器
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
michu
2
知ってた事も知らなかった事も含めて、まったく人体ってのは面白い。良くできてる。いや、自然そのものがトコトン良くできているよなあ。そしてまだまだよく分からないことはいくらでもあるわけで。まだまだ楽しみだ。こうして軽い知的好奇心を適度に満たしていくってのは、まさに人生最大の娯楽ですな。2012/12/06
備忘録
1
可能な限り平易な表現を用いようとする著者の人柄が窺えます。昭和61年初版発行と何分古い本なので、どこまで内容が現在でも通用するかは分かりませんが、とりあえず自分の身体のどこがどのような役割を果たしているかの、確認にはなると思います。2014/04/05
ゴリゾウ
0
舌癌などで舌を失っても、話ができないだけで、生命に別状はない。もし、舌を噛んで死ぬ可能性があるとすれば、出血多量によるものだが、舌の血管ぐらいでは、それはまずありえない。(P16)#12091992/02/04