出版社内容情報
チャールズ・ディケンズ[チャールズ ディケンズ]
著・文・その他
こだま ともこ[コダマ トモコ]
翻訳
杉田 比呂美[スギタ ヒロミ]
著・文・その他
内容説明
クリスマスイブだというのに、ケチで心の冷えきった孤独なスクルージには、まったくおめでたいとは思えない。その夜、7年前に亡くなった仕事仲間の霊がやってきて、スクルージを助けるために3人の霊をよこすという。過去、現在、未来の霊が彼に見せたものとは?―100年をこえて世界中の人々に愛されてきた、心あたたまるクリスマスの物語。小学中級から。
著者等紹介
ディケンズ,チャールズ[ディケンズ,チャールズ][Dickens,Charles]
1812年2月7日イギリス、ポーツマス生まれ。苦学をしたのち、24歳で「ピクウィック・ペーパーズ」を書き、人気を博す。19世紀イギリスを代表する作家。1870年没
こだまともこ[コダマトモコ]
東京都生まれ。早稲田大学卒業。雑誌の編集にたずさわったのち、児童図書の翻訳と創作をはじめる。白百合女子大学児童文化学科講師
杉田比呂美[スギタヒロミ]
東京都生まれ。雑誌、単行本の挿絵や装丁で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
30
クリスマスの前日、ケチで思いやりのないスクルージのもとに現れたのは、友人マーレイの幽霊で・・。数年前に映画は見たことがあったのですが、原作を読んだのはこれが初めて。本は本で面白かったのですが、映画の方が動きがあって面白かったかな。★★★2011/12/13
ナチュラ
7
絵がカワイイ。 訳も やさしくて読みやすいです。2013/12/27
timeturner
6
現代の日本人にはわかりにくいと思える部分には説明を充分に付け加えてあるので、読みやすくわかりやすい。くどいと感じるところもあるが、元のディケンズの文章がそもそもくどいので、原文の雰囲気そのままとも言える。杉田比呂美さんの挿絵がやさしい雰囲気を加えていて、小学校中学年くらいまではこの本がいちばんいいと思う。それより上の子どもと大人には脇明子訳の岩波少年文庫が絶対のお勧め。2014/12/08
りっと
2
スクルージが最後の霊に会った時、未来に死んでしまう事が分かってびっくりしました。2018/01/02
ピンク
2
たまーに、読みたくなるのですよね、クリスマス・キャロル。ちょっとこれは訳が変ですが、なんというかいつ読んでも沁みますな。昔はマーレイよりも現在のクリスマスの精にしがみつく子供たちが怖くてたまりませんでした。無知と欠乏と訳してありましたが、この2人が何なのか未だに分かりません。ただなんとなく、この2人が恐ろしくみえるのです。不思議。2014/11/07