内容説明
若き後鳥羽院との運命的な出会い、新古今集の撰進。承久の乱を経て、老いを迎えた定家は、今日に残る多くの古典の書写に打ち込む。明月記に書き継がれた“歌の人”定家の変遷を辿る。
目次
熊野御幸
熊野御幸と後鳥羽院の壮図
雪月花に浮かれること
身にしむ色
千五百番歌合
俊成卿九十の賀
俊成の死
新古今集の成立
良経、謎の急死
後鳥羽院と連歌と
名所の絵と歌
忍従の日々
実朝と定家
早梅、風の底に薫る
順徳天皇の和歌サロン
連続三回の「百首歌」に苦しむ
自選歌集と全歌集
承久の乱の前後
文化の伝播のために
つひの栖
庭を麦畑とす
最後の花々
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感想・レビュー
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