出版社内容情報
青い翼の天使、チナの物語。感動の最終巻!パリの思い出を胸に、日本に帰ってきたチナ。新しい中学校にもようやくなれた冬休み、しぶきとともになつかしい島へと向かうのだが、そこで待つものは…… 小学上級から
内容説明
ビリッチを失い、剛ともはなればなれになって日本にもどってきたチナ。とまどいを感じる日本の学校でも、新しい友だちをつくり活気に満ちた毎日をおくっていた。高校2年の冬休み、海のお母さんの見舞いをかねて島へ“里帰り”するチナ。そこでは、なつかしい人々と再会することになっていたのだが…。チナの物語、ついに完結!小学上級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぴよ子
10
もう、この本を読んだら学校での道徳の単位をあげてもいいってくらいいろいろなことがつまっていた。最終回にしてこんな大地震とか。津波のこともあり東日本大震災が頭に浮かんだ。とにかく素晴らしい本だった。子供だけでなく大人にも読んでもらいたい。2017/12/11
ユカボ
5
倉橋燿子さんは小学校の時「いちご」を読んで知りました‼︎いちごが凄く良かったので、きっと青い天使も良いだろうなぁ〜と思ってたら本当に良い本でした(^^)チナは辛いことがあっても前向きに頑張る姿にとても勇気を貰いました‼︎チナは周りの人に恵まれていて剛君にも愛されてて幸せ者だと思いました♡クロアチアという国を始めて知りました‼︎気になる‼︎ 児童書とか関係なく大人の人でも沢山の人に読んでもらいたい本だなと思いました‼︎倉橋燿子さんにまたハマりました‼︎次は「ホーリースクール」読みたいです(o^^o)2018/08/04
Natsumi
4
駅前
わをん
4
最終回でこんな話になるとは思ってなくてびっくりしました。地震と津波が小さな島を襲う中、ちなの力強い生命力と諦めない気持ちで全てを乗り越えていく。説明臭いちなの心理描写に途中でげんなりする時もあったけど、小学校低学年向けならちょうどいいのかもしれない。いい作品でした?2015/09/08
momoka
4
去年の夏、クロアチアに行きました。ずーっと憧れの国だったクロアチア。それは、小学生の時に読んだ青い天使がきっかけでした。透き通るようなエメラルド色の7つの湖があるプリトヴィッチェ国立公園にも行きました。キャリーケースとパスポート片手の一人旅。色々な人に出会って、話して、考えて。すごく贅沢な時間だった。すべてのきっかけはこの本です。青い天使に出会えて本当によかった。