内容説明
私、浅井由紀は、この4月から清和女学園高等部の一年生。パパの仕事上、パパとママ、妹のマキはフィリピンに住むことになって、一人さびしく由紀は「あじさい寮」に住むことになったの。影がある秀才・ますみ嬢、身勝手な洋子女史ら寮友にかこまれ、学園生活を送ることになったんだけど、先行き不安。涙と笑いにあふれた三連作、好調にスタート!小学上級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shiori
2
小学生の時に読んで、寮生活に憧れたことを思い出します。主人公の座右の銘である「なるべく気高く」は私の人生のモットーにもなりました。2013/11/17
はるちゃん
1
~あじさい寮物語<1>-白いカーネーションの秘密(講談社青い鳥文庫)~ この話は、お手紙風だった。寮生活の様子が、しれた。生活しているうちに、みんなにとけこんでいくようだ。2019/01/03
kaolu
0
昔の少女小説を思わせる。出てくる単語や口調が、'98にしては昭和っぽい。どうやら10年前の作品を文庫化したものらしい。ミッション系女学園に寮生活、元気で真っ直ぐな性格の主人公に、影のある物静かなルームメイト。全編が家族に宛てた手紙形式で進み、友情、家族の絆をテーマに描かれている。作者のあとがきに胸を打たれた。2015/07/21