内容説明
オムリ少年のふしぎなカギは、小さなインディアン人形に命をふきこんだ…。リトルベアーという名だ。過去と現代の危険な冒険の後、リトルベアーは自分の時代へ帰った。1年後、カギは、インディアンの部族どうしがはげしく戦っている村の中央にオムリをつれてきた。ハラハラ、ドキドキの冒険ファンタジー「リトルベアー」の第2作め。小学中級から。
感想・レビュー
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ヴェルナーの日記
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前巻から1年の月日が過ぎている。主人公オムリや親友のパトリックも家庭環境も変わり、別々の学校に通うようになっていた。人形から蘇らせたリトルベアーやブーンも元の人形に戻してしまった。しかし、オムリがリトルベアーのことを題材にした小説でコンテストの大賞を受賞した。そして再び彼らを呼び覚ますことになる―― インディアンのリトルベアーはイロコイ族出身であり、イロコイとは「イリアコイ(黒い蛇)」と呼んだ通称にフランスが「イロコワ」と呼んだのが由来。彼ら自身は「オングワノシオンニ(我ら長い小屋に住む者)」と自称する。2019/04/26