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出版社内容情報
21世紀に残したい名作絵本シリーズ第3期西南戦争のさなか、母と死別し、父と離ればなれになってしまった美少女白菊。父をさがしもとめ、ひとり奥深い山の中へと分け入る少女の数奇な運命を描きます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
陽子
24
なんだか雅で古めかしい表紙が目に付き、手がのびた絵本。昭和10年代に出版された当時の絵本の復刻版らしい。絵がとても綺麗。「戦火に明け暮れた遠い日に、かくも美しい格調高い絵本がつくられ、‥」と解説にあり。白菊の咲く中で捨てられた赤ちゃん。白菊と名付けられ大切に育てられたが、西南戦争が起きて母子で逃れるが、父と兄は行方知れず。彼女の数奇な運命は、絵本ながら気になりページをめくってしまう。帰ってきた父が何故姿を消したのか、そこが気になった。2020/11/01
どあら
11
図書館で借りて読了。懐かしい感じの絵柄に惹かれて借りてみました。子供の頃、実家の本棚に何冊かあったような…2019/06/20
遠い日
7
新・講談社の絵本シリーズ20。まえがきは森山京、画家は富田千秋。昭和10年代の頃には一般的に知られた物語だったのだろうが、わたし自身初めて出会う話でした。不幸な生い立ちの白菊が、拾われて大事に育てられ、長じてからは苦労に苦労を重ねながらも孝行を尽くす姿に日本人としての美徳やあるべき理想をみたのでしょう。西南戦争後の時代設定なのでそう古いものではないにもかかわらず、古色蒼然とした印象が勝ってしまい感動には至りませんでした。2021/02/05
スローリーダー
6
巻末の解説で「白菊伝承」を知った。明治から戦前にかけて広く知られていたようだ。戦後は戦前の文化が断ち切られ、消し去られた。戦前の絵本は戦前の文化を知る上で有益だ。昭和12年の旧版は復刻版より最低5枚分の絵と文章が多い(ネットで確認)。何故忠実に復刻してくれないのか。また、読み聞かせ用の千葉省三の文章も載っていたようだ。ここまで編集してしまうと話の流れも美しくなくなり、感動も薄れてしまう。父親の行方不明の理由が分からないし。2023/02/26
あわ雪
4
70代の母が、子どもの頃、絵がきれいで、熊本城が出てきて、涙を流すこともあり、くり返し読んだ本。この情報で、もしかしてこの絵本では?と母に手渡すと懐かしさで感激してくれた。でも絵柄が、この本も綺麗だけど、もっと綺麗だったという。別の絵描きさんがあるのかしら。身も心も美しい少女が、苦労しながらも最後は幸せになるというストーリーが、昔はあったのよね。「当時の少女たちの愛読書」(あとがき)だったそうです。2017/07/03




