出版社内容情報
NHK大河ドラマにもなった毛利元就の一生3人の子を3本の矢にたとえて、協力のたいせつさを教えた伝説で有名な戦国時代の西国の英雄。武力と知略で知られる大武将、毛利元就の波乱と激動の生涯を描く。 小学中級から
内容説明
三人の子を三本の矢にたとえて、協力することのたいせつさを教えたといわれる戦国武将、毛利元就。戦いの続く日々、ついに西国の英雄となる波乱と激動の人生を描く。
目次
1 たたかう元就
2 元就と三本の矢
3 西国平定への道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蔦屋重三郎そっくりおじさん・寺
38
1997年の大河ドラマに合わせて出た児童向け伝記。著者は広島育ちらしいので期待して読む。一読。独特である。元就と言えば親代わりに育ててくれた父の側室・杉の大方が有名だが出て来ない。有名な愛妻振りも出ない。元就は家臣である桂元澄に呼び捨てで呼ばれている。息子である小早川隆景には「おやじさん」と呼ばれる。尼子晴久も祖父・経久の事を「おじいちゃん」と呼ぶ(笑)。基本的に毛利軍団以外は若干間抜けに書かれている。しかしそこそこ面白い。解説者が幕末の長州の志士達の中に土佐の田中光顕を入れていてびっくり。2015/11/20
アイスマン
14
毛利元就は、尼子経久(出雲)と大内義隆(山口)の大きな勢力に挟まれていたが、その人間性もあって家臣の協力と知恵を武器にこの地方を統一した。 その後、元就は75歳で病死するが、毛利家は織田信長、豊臣秀吉の政権下でも生き延び、徳川政権下でも家を守り抜き、やがて長州藩として幕末には、高杉晋作や吉田松陰などの人物を生み、ついに徳川幕府を倒す契機となった。2017/11/01
むら松
1
歴史好きな次男が学校の図書館から借りてきた。うろ覚えの知識ではいずれ相手にしてもらえなくなりそうだったので、読む。元就の人柄の良さがふんわりと描かれていた。特にいくさ運びなど、自分のなじみのない地域の出来事はいまいちピンと来ないが、途中途中の資料を見ながら何とか食らいつく。晩年のあたりはほとんど書かれておらず、伝記というよりは毛利元就のハイライト部分を紹介した本だったか。2024/11/04
Nene
1
尼子氏・大内氏との戦いの話がほとんどですが、その二氏を破ったことがどれくらいすごいことなのか自体がよくわからず。あまり感動が得られず退屈になって読破はできませんでした。2015/05/19
ぷんこ
0
恥ずかしながら、戦国武将はほぼ名前しか知らない。中学校の歴史の知識レベル。毛利元就も同じで名前のみ。尼子→大内に仕え、ついに大内(陶)を破る。仕える将を変えるのも戦国の世を生きる術だったんだなぁと。吉川や小早川との関係も学べたし、勉強になった。歴史は中学レベルのため、子供用の伝記がちょうどいいので、これからもこのシリーズを読もうと思う。2022/02/28
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