出版社内容情報
戦国の名将、越後の竜上杉謙信の戦いと生涯戦国の世、天下統一をめざした名将上杉謙信。宿敵武田信玄との川中島での対決、関東への出兵。越後の竜とよばれ、清廉で義を重んじた謙信の波乱の一生を描く。 小学中級から
内容説明
力ずくで国をうばいあう戦国の世におどりでた越後の国の名将上杉謙信。宿敵武田信玄との信濃の国川中島で対決した川中島の合戦。関東への出兵。天下統一を目ざしながら病にたおれた上杉謙信の一生を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アイスマン
14
武田信玄は合戦で負けた事がない名将だが、武田信玄でも勝てない相手が上杉謙信であった。 川中島での合戦は、10年間に5回も戦ったが、勝負は付かず。 4回目の合戦で武田信玄は弟と参謀を失い、8,000人の犠牲を出している。 他方で、上杉謙信軍の犠牲は6,000人なので上杉謙信の判定勝ちか。 更に、上杉謙信のいる越後の冬は雪深く、北条氏康とも頻繁に戦っており大きなハンデだ。 このハンデがありながら、武田信玄と互角以上に戦い抜いた上杉謙信の実力は恐るべし。 そんな上杉謙信は生涯、妻をめとらず、仏教と共に生きた。 2017/11/01
MOTO
6
例え敵であろうとも、優れた人物は尊敬に値する。と言う事で家康からは武田信玄、信玄からは上杉謙信、と『いいとも』のテレフォンショッキングの様な伝手で、彼の伝記に辿り着いた。これまで読んできた偉人の中では最も『ヒーロー』に近い人物という印象。慈悲の心と知恵と強さを全て兼ね備えている様な。信長や秀吉や信玄からは戦国時代という不安定な時代を受け入れている覚悟を感じたが、謙信は別の時代で活躍して欲しかった。なぜかそう思った。2021/06/03
あかり
1
仏の心を持って信仰していたのに、その反面戦をするところが不思議な人だと思った。2015/08/02
ウッチー
0
謙信に惹かれた。
しおん
0
幼少期のことは知らなかったので勉強になりました! 頼ってきた人を助けてあげる懐の深さに感激。 でも児童書だからか信玄が悪い奴みたいに描かれてたのはちょっと残念。2012/04/03