日本野球はいつも水島新司マンガが予言していた！

オグマ ナオト【著】

ごま書房新社（2022/05発売）

• サイズ 46判／ページ数 253p／高さ 19cm
• 商品コード 9784341088101
• NDC分類 783.7
• Cコード C0075

出版社内容情報

ドカベン、あぶさん、野球狂の詩・・・リアル先か、漫画が先か？

描いたことが次々と実現していく「水島新司マンガ」驚愕の歴史。

水島のマンガでの予言が続々現実に！

松井秀喜５敬遠の15年前に描かれていた「山田太郎５打席連続敬遠」等々。

水島マンガと野球界の年表、水島マンガ32作品リスト付き。

本文2色。

内容説明

水島予言続々！松井秀喜５敬遠の１５年前に描かれていた「山田太郎５打席連続敬遠」。ドカベン、あぶさん、野球狂の詩…リアルが先か？漫画が先か？

目次

はじめに　水島野球マンガ５０年以上の歴史、３３作に膨大な数の「予言」を見つけて
１９７０‐１９９３　完全クロニクル「水島予言」＆「時代とのシンクロ」（前編）「野球マンガ本格始動」から「伝説の５打席敬遠」まで
１９７３　『ドカベン』明訓高校編へ。最強打者への道、始動→１９７４　金属バット解禁で高校野球も打高投低時代へ
神奈川高校野球の隆盛を予見！？神奈川を舞台にした『ドカベン』
１９７３　『あぶさん』連載開始。主人公は代打男→１９７５　高井保弘（阪急）代打ホームラン世界新記録達成
１９７４年の“長嶋茂雄引退”と『男どアホウ甲子園』の結実
月産４５０枚！？水島新司の「最盛期」は１９７７年説
１９７９．８．１７　ドカベン擁する優勝候補・明訓、まさかの敗退→１９７９．８．２０　ドカベン擁する優勝候補・浪商、準決勝で散る
現実になった『ドカベン』と『球道くん』。甲子園を席巻した香川伸行と中西清起
１９７３　東大野球部に入った剛腕・藤村甲子園史上初のリーグ優勝→１９８１　東大野球部快進撃「初優勝か！？」で沸いた“赤門旋風”〔ほか〕

著者等紹介

オグマナオト［オグマナオト］
ライター・構成作家。スポーツにまつわる雑学や伝説を採集し、コラムや書籍として執筆。テレビ朝日系「報道ステーション」のスポーツコーナーなど、ラジオやテレビのスポーツ番組にも構成作家として参加している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[アキ]

ドカベンで描かれていたルールブックの盲点、「第３アウトの置き換え」は1978年に明訓vs白新高校との試合にあったが、2012年夏の甲子園で済々○の選手たちは既にドカベンを読んで知っていたため、わかって実行し１点を取った。水島新司は、1973年本格的に野球マンガを描き始め、2022年1月逝去まで約50年間描き続けた。ファンに聞く人気NO.1キャラクターは、ドカベンの殿馬選手だが、個人的には野球狂の詩・水原勇気のアンダースローが懐かしい。1995年野茂がドジャースに移籍してからメジャーの方が面白くなったな。

2022/08/07

[kokada_jnet]

この本はこの本で、面白かったですが。水島先生の作品に大衆演劇が与えた影響など、文化史的に水島作品を分析した本が、出るべきだと思いました。漫画評論の世界が偏っているのです。

2022/07/23

[マッちゃま]

タイトルの通り、水島新司が漫画で描いた事象が後の野球界で起こっていた…みたいな内容を紹介した本。たしかに氏の観察眼や先見性は驚くべき事柄。漫画が出た時点では「まあ〜漫画だしコレくらい派手な方が良いよね」な事が数年後に起こっていたのなら誰かに言いたくなりますよね。子供の頃から読んでいたドカベン、大甲子園、大人になって読んだあぶさん等、また読みたいと思っちゃいます。さあ〜今の現役野球選手の皆様方、水島漫画の様な、水島漫画を超える様な熱いドラマを今年も魅せておくれよ。球けがれなく道けわし、今日から甲子園も開幕♪

2022/08/06

[ライアン]

やっぱ水島先生は凄いな。いろいろ予言してんだね。ナベQのノーノーの話とか凄すぎる。いろいろ過去の作品を読み返してみたい。あとがきにも書いてあったけれど水島作品が全く電子化されていないのは勿体ない

2022/06/17

[ヨータン]

ドカベン、懐かしいですね。キャッチャーというポジションに憧れたのも、ドカベンの影響です。この本の内容には少し無理やり感がある気もしますが、水島先生に先見の明があったのは間違いありませんよね。

2024/12/29