出版社内容情報
【内容紹介】
権力に負けず、自分の信ずる道を歩んだ鉄の意志の人。文明の進歩のかげで、見すてられがちな人々の命を守るため、地位も名もすてて立ちあがった田中正造の姿は、人間として生きる意味を教えてくれている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takao
4
1981年11月19日発行(2002年12月3日、第21刷)。自分のために買ったのか、娘たちのためにと思って買ったのか、定かではないが、子ども向けの本であったも決して侮れないと思った。岩波ジュニア新書の『田中正造』も読んだが、本書は「物語」として、田中正造の生涯を読むことができる。本書を読んで、足尾鉱毒事件の概要を知りながら、足尾も谷中村も訪れたことがない自分に気がついた。一度訪ねて見なくては…。2017/05/01
絵具巻
3
リサイクル本2015/02/26
かしこ
2
本筋とあまり関係ない奥さんとのエピソードが……今晩祝言だ!と突然カゴに背負って連れて帰ってくるぐらい情熱的に好きになったのに、年を取ったら「えーっと妻の名前ってなんだっけ?」ぐらいの興味の無さ……2015/12/17
H. Ishii/TRGE
1
田中正造に興味があったわけではないけど、とりあえず徹底的に偉人伝を読んでいこうという魂胆で読み始めた本。田中正造も足尾鉱毒事件も名前を知る程度。だけど、この事件と概要と田中の人となりを知るには十分だった。政府は、権力は、明治のはじめから今も変わらんね。2016/05/20
yu-h1na🌷
1
生涯公害問題一筋。死ぬまで一筋。こんだけ一生を1つのことをやってきた人って珍しいと思う。ただ本的には、これ!っていうエピソードがないからさらさらっと読める。2015/11/04