出版社内容情報
全盛を誇る平氏と新興の源氏との戦乱の物語清盛の病死をさかいに、衰退の道をたどる平氏。蜂起した源氏追われ、一の谷、屋島、壇の浦と、合戦をへて平氏は滅亡を迎える。いまも親しまれる軍記物語の傑作。 小学上級から
内容説明
太政大臣に上りつめた平清盛のわがままは日増しにつのり、父をいさめる重盛の死後、おごる平家にもかげりがみえてきた。やがて源頼朝が旗あげし、木曾義仲、義経に都に攻めこまれた平家一門は西国へと落ちていく…。源平の合戦を主に、人生の哀れさ悲しさをえがいて、日本人に愛され、読みつがれた古典。小学上級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Akinori Takahashi
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小3で読んだときから、平家派になった。若干美化されてはいるが、平重盛が最も好きである。父清盛の前で「忠ならんと欲すれば孝ならず、孝ならんと欲すれば 忠ならず」と嘆いた逸話は記憶に残る。平家一族が栄華から転落していく様子が悲哀に溢れている。2012/09/26
moke
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非常に面白かった。が、恐らく最低限にまでまとめられているので詳しい部分が気になり消化不良の感は否めない。けれど、初めて読むにはうってつけ。優しく読みやすい。流れと粗筋は理解できるので、次はもう少しレベルを上げたものにチャレンジしたい。2016/06/26
nanami.n
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モヤさまでおなじみ百鬼丸先生の絵ということで図書館。小学校高学年向けということですが、なかなか難しい。自分もこの本ではなく、別の現代語訳の平家物語を読んだ記憶があるのですが、登場人物が多く、系図を知ってないと難しいですね。悲しいお話で読後感といえば・・・・です。2016/06/12
ごん
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自分の読書人生を振り返ると、中学が暗黒の時代。あのころに、岩波少年文庫やこんなので、もっと古典的な作品を読んでおけばよかったな~と思っています。大人になっても、索引代わりに使える。 それにしても、岩波少年文庫に「平家」がないのはなぜなんじゃ。2014/09/30
亜沙子
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重盛に泣いた。熊野参詣に行きたくなる。