出版社内容情報
【内容紹介】
愛するめすオオカミのブランカを助けようとして、ついに、わなにかかったおおかみ王「ロボ」、あわれなみなしごから、たくましい森の王者に成長する『ハイイログマの一生』など、大自然にくりひろげられる、動物たちの愛と戦い、かなしみを、生き生きとえがく動物文学の傑作4編をおさめました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
植田 和昭
18
小学校低学年で、学級文庫にあったこの本を読んで以来、40有余年。再読。狼王ロボ以外は、全部忘れていました。動物に生き生きとした生物の心を吹き込むところがシートンのすごいところでしょうか。ワープの話もよかったなあ。本に折り目があったり、汚れがあったり書き込みがあったが、1円だったからしょうがないか。この本の前の持ち主は、第2話の途中で挫折したようだった。こんなに読みやすいのになぜだ。青い鳥文庫ええなあ。2020/02/15
くっきー
4
有名なはずなのに初めて読んだと思う。子どもの頃に読んでるかもだけど、まるっきり記憶にないので…。それぞれどの話もとても良かった。オオカミ王ロボの話が1番有名なんだろうけど、ワーブの話が好きだったなー。2020/06/03
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
3
読書会【わたしのおすすめ児童文学】2016/01/19
サーちゃんの本棚
2
小4の娘がいま夢中なのはシートン動物記!お風呂でいつも熱く語ってくれる。2016/11/20
小杜桜香
2
おおかみ王ロボの話が読みたくて購入。どの話も動物の姿を生き生きと描いている。オオカミと人間の知恵比べ。ロボは妻のブランカを愛するあまり命を落としてしまう。いかにロボが牧場の牛や羊を襲った悪いやつだとしても、最期はあんまりだ。人間も狩りを楽しんでいたように感じた。ロボに同情する。きざ耳ウサギの親子の話は心があったかくなった。おかあさんウサギの最期は辛かったが。小さくて弱いものが生き抜くための知恵が詰まっていた。大自然で生きることの厳しさが伝わった。 2016/01/27