出版社内容情報
松谷 みよ子[マツタニ ミヨコ]
著・文・その他
田代 三善[タシロ サンゼン]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マツユキ
21
昔話、民話を題材にした長編ファンタジー。山でのんきに育った龍の子太郎は、龍になった母と、鬼にさらわれた少女あやを探す旅に出ますが…。旅の中で、力を得て、広い世界を知ることで、知恵も得て、やがてある夢を抱く事になります。山間部の生活の苦しさを思うと、胸が痛み、水田も苦労が多いですが、夢のような光景だったんだろうなと思います。ありふれた風景にも歴史がある。優しく、強く、成長した龍の子太郎が頼もしい。2022/11/28
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
内容をすっかり忘れていたので読みました。友だちや龍になった母を助けるのに、人助けをしながらの旅。『人さまのために』と思っている心に純粋さを感じました。表紙の絵をみて『アニメ 日本むかしばなし』のオープニングを思い出しました。2019/02/21
菱沼
6
はるか昔に読んだ本。ほとんど初読と同じ。貧しい村で、ひとりでイワナを3匹食べたら龍になる。「自分ばかり」と、利己主義を糾弾することはたやすいかもしれない。でも、太郎はおいしいものをお腹いっぱい食べられない環境(社会)が悪いと思ったのだ。背景となっている社会が豊かなら、個人もまた豊かになれるはず。どうせ世の中は変わらない、とあきらめてはいけないと思った。ひとりひとりの「あきらめない」が、太郎の持つ天狗の千人力になるように。2015/01/14
紅花
5
小4娘一人読み。2015/01/15
Tsunemi
5
子どもの母恋しの気持ちって、本当にこれくらい強いものなのかもしれないと思いました。2014/06/14
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