感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
翔亀
41
【始原へ32】アンデス文明の深みからいったん抜けて、地理的・時間的に幅をとって鳥瞰してみよう。こんなとき概説書の名手・増田義郎はうってつけだ。本書は、1977年の講談社判「世界の歴史」、第三世界にも焦点あてたと銘打たれたシリーズの1巻。本邦初のインディオ史とされる。アメリカ大陸への人類の到達からアンデス文明・マヤ文明・アステカ文明を経てスペイン植民地時代まで(独立の手前まで)の通史。1961年の「インカ帝国探検記」【始原へ21】がインディオへの共感を持ちながらも征服者からの立場だったが、こちらは専ら↓2021/07/26
じょあん
2
石器時代から独立前までの中南米を扱う。メソアメリカ、アンデス諸文明の時代について、かなりの分量が割かれている 貴重な一書。もちろん、植民地期についてもしっかり扱われている。興味を惹かれる読みやすい記述。増田先生の文章がとても心地よい。2023/02/15
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- 和書
- 圏外編集者