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星海社FICTIONS
フェノメノ〈6〉―美鶴木夜石は微笑まない

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  • サイズ B6判/ページ数 350p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784061399129
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

 一肇×安倍吉俊のタッグが「向こう側」に広がる怪異の世界を描き続けてきた青春怪談小説シリーズついに完結。夜石の魂の行方は!?俺は、何かを忘れている。
いや、誰かを忘れている。

無二の“戦友”たる夜石の記憶と存在を封印されたナギ。人から人へと憑き渡り、計算し尽くされた純粋な悪意によって人の負の感情を増幅する最悪の怪物、「常夜石」のおぞましき企みを暴き、ナギはもう一度夜石を取り戻すことはできるのか――!?
今、ナギと夜石の最後の異界探索が始まる!

一肇×安倍吉俊のタッグが描き出す、
極上の青春怪談小説、ついに大団円!

一 肇[ニノマエ ハジメ]
著・文・その他

安倍 吉俊[アベ ヨシトシ]
著・文・その他

内容説明

俺は、何かを忘れている。いや、誰かを忘れている。無二の“戦友”たる夜石の記憶と存在を封印されたナギ。人から人へと憑き渡り、計算し尽くされた純粋な悪意によって人の負の感情を増幅する最悪の怪物、「常夜石」のおぞましき企みを暴き、ナギはもう一度夜石を取り戻すことはできるのか―!?今、ナギと夜石の最後の異界探索が始まる!一肇×安倍吉俊のタッグが描き出す、極上の青春怪談小説、ついに大団円!

著者等紹介

一肇[ニノマエハジメ]
作家。ニトロプラス所属。『桜ish‐推定魔法少女‐』(角川スニーカー文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yosa

8
本当に完結させたという凄みと、整合性を重んじる理性がせめぎ合って、全体としてはこじんまりとしてしまったような気がする。これまで圧倒的存在感を醸し出していた夜石はあんな感じだし、圧倒的に頼りなかったナギくんもあんな感じだしで、完結させる為にちょいと無理をしてしまった感がある。こんなんだったら今まで通りずるずる引き延ばして欲しかった気もするし、逆にそれなりのオチを見せてくれたのだからこれで良かった気もしないでもない。つまりは、外伝でも構わないから、夜石の物語をもうちょっと読みたいという気持ちが強いです。はい。2015/10/17

odamichi

6
第一話を読んだ時から印象に残っていた諸々の設定や、ここに至るまでの話の流れがこうも活きてくるとは。少女キネマもそうですが、とても読ませる作家さんだなーと改めて実感。次回作が楽しみです。2015/06/27

しぇん

6
終わってしまった。大円団なんだろうけど、欠けてしまった人達が多過ぎて哀しいです……。天災級の悪意に勝つためには、これだけの犠牲が必要との事なのでしょうか。又、相変わらずホラー部分は恐ろしいですけど、物語の顛末や謎のが気になっていたので、其方への興味が強くて恐怖心が薄れて読めちゃいました。 個人的にシリーズでは事件の発端の過去編が一番面白かったです。2015/06/17

shilpuu

5
これまでの話がラストに向けて集約されており、素晴らしいラストだった。読み終わってしばらくぼーっと余韻に浸ってしまったな。2015/06/25

源明

5
終わってしまった。終わってしまった。嗚呼。なんという喪失感だろう。もう会えないのか。なんてこった。感想なんて言葉になりゃしないけど、とにかくありがとう。一先生、安倍先生ありがとう。2015/06/21

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