内容説明
リスク上等の先行投資で成功をつかみ取れ!群雄割拠の業界で生き残りをかけた小さな測量会社の技術革命。
目次
第1章 測量の仕事はどこにある?―社員10人、小さな測量会社の生き残りをかけた闘い(正社員10人、解散秒読みの小さな測量会社;達成不可能なノルマを課される営業;ダム事業と出稼ぎで凌ぐ日々;会社思いの人材が不足しているからこその悪循環)
第2章 昨日まであった仕事が明日にはなくなる!?測量のデジタル化で、仕事が一変(小さな会社ならではの武器;航空測量を県内でいち早く導入;道路台帳整備というビッグウエーブの到来;競合が参入をためらった航空測量の実際;「陸海空」三刀流で急成長;固定資産課税台帳から始まる急速なデジタル化;100パーセント直営にこだわったGIS事業;リスクを取り、先行投資でつかんだチャンス)
第3章 新技術で先行しなければ測量会社は生き残れない―レーザー測量によるモービル・マッピング・システムの導入(ピンチを乗り越えるための組織改革;「アルバイト上がりの社長」だからこその新提案;技術部門の抜本的見直しで脱・発注機関;無難経営に走らず積極攻勢;Googleはいったい何を始めようとしている?;スピード重視でのMMS導入の効果;最悪を想定するペンギン)
第4章 さらなる差別化へ向けて、ソフトウェア開発と測量データ活用の内製化へ舵を切る―測量会社からICTソリューションカンパニーへの飛躍(需要は地図から地図活用へ;統合型GISサービス事業の本格化;測量を飛び出して、ユーザー需要を満たしたソフトウェア;3D測量の現在地;プラント3D計測で企業の施設管理を支援;時代の変化に適応するファーストペンギン)
第5章 地下測量、ドローン技術、メタバース…測量技術とICTの融合が事業領域をさらに広げる(ファーストペンギンであり続けるメリット;企業の寿命は人で測れる ほか)