星海社FICTIONS
ストーンコールド―魔術師スカンクシリーズ〈1〉

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  • サイズ B6判/ページ数 331p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784061388536
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

いじめを迎え撃つ凶弾の行方は――!? 江波光則が圧倒的な筆力で咲かす悪と暴力の華。著者初のシリーズが満を持して開幕。この学校をコロンバイン高校にしてやろう。そう、決めていた。
悪徳資産家として名を馳(は)せた父親の逮捕をきっかけにスクールカーストの頂点から最底辺へと転げ落ち、ガスガンの的にされ、左目を潰(つぶ)された雪路。
「誰も信用するな。損得だけで考えろ」
体に染みついた父の教えに則って復讐という名の取引を開始した雪路とその恋人・真波の前に現れた謎の黒人ドラッグディーラー、 “魔術師”スカンクは妖しく囁く――「俺の薬物は、魔法だ」
熾烈(しれつ)ないじめを迎え撃つ十七歳の凶弾の行方(ゆくえ)は――!? 江波光則が圧倒的な筆力で咲かす悪と暴力の華。著者初のシリーズが満を持して開幕。解説・虚淵玄。

江波 光則[エナミ ミツノリ]
著・文・その他

中央東口[チュウオウヒガシグチ]
著・文・その他

内容説明

悪徳資産家として名を馳せた父親の逮捕をきっかけにスクールカーストの頂点から最底辺へと転げ落ち、ガスガンの的にされ、左目を潰された雪路。「誰も信用するな。損得だけで考えろ」体に染みついた父の教えに則って復讐という名の取引を開始した雪路とその恋人・真波の前に現れた謎の黒人ドラッグディーラー、“魔術師”スカンクは妖しく囁く―「俺の薬物は、魔法だ」熾烈ないじめを迎え撃つ十七歳の凶弾の行方は―!?江波光則が圧倒的な筆力で咲かす悪と暴力の華。著者初のシリーズが満を持して開幕。

著者等紹介

江波光則[エナミミツノリ]
小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

(●▲●)とらうまん(*^◯^*)

19
【★★★★★】やはりえなみん先生にハズレはなかった!w 著者初のシリーズもの第一弾は、苛烈なイジメにより左目を潰された少年の凄絶な復讐劇。2月読書のラストにして、これは文句なしに月間MVPですわ。 どす黒く、生々しく、圧倒的な暴力が読み手を圧倒していく……著者のガガガ文庫での作品を5割増しくらい暗黒った、ものの見事にクズしかいない凄まじい作品ですね。 単体でも十分に傑作といえる質量をもちながら、シリーズとしてさらに2冊あるという事実に武者震いが……たまんねぇ、ゾクゾクしますww2014/02/28

ymartak

14
「悪と暴力の華」の看板に偽りなし。生半可な気持ちで手に取る事はお勧めしないが、感情的な拒否感の壁を通り抜ければ確かにある種の潔さを感じる事が出来る。2013/02/18

alafish

13
歪みを抱えたまま破滅へと突き進むスタイルは相変わらず、その道程はさらに過激なものへと進化している。今まで描いてきたテーマの総決算的な位置付けの様にも読める作品だった。セックス、バイオレンス、そして金、それらの要素があろうことか「教室」という空間に繋がる。これはまさに「みんな」という神を信仰する姿を、圧縮し具現化した姿に他ならない。年内に続刊が二本も出ることに驚いたが今後、江波光則がどんな華を咲かすのか非常に楽しみだ。2013/02/18

ころん

8
資産家のひとり息子として生まれ、十七歳とは思えない冷めた考えを持つように育てられた雪路。父親が逮捕されてからクラスでいじめられるようになり、集団リンチにあってる最中にガスガンで左目を潰されてしまう。表紙がすごく良い。赤い背景にモザイクをかけられた人物。脇目もふらずに破滅へと突き進んでいく様が悲しくもあり美しくもあり。でもこれ以外のラストは考えられないな、最後を真波という存在と迎えられただけでも十分すぎるんじゃないかなーとか甘ったれたことを言ってみたり。スクールカーストを突き詰めたらこうなるしかないよね2013/02/24

訃報

7
ハードボイルドなんてものではない。凍った筆致は相変わらずだが、それは愛の炎が燃え上がるための燃料だった。狂気と同義の徹底した理屈=父なる神の支配を打ち破るのかと思いきや必ずしも愛と対立項であるという結論に至らないのが現在進行形の悩める作家って感じで素敵。江波光則らしからぬ感情の発露(サブタイトルがクイーンという時点でアレだ)は多分セックス・ドラッグ・バイオレンスのリミッター解除と分かち難く結びついており、ガガガで書いてた時よりブンガクっぽさ(統制、婉曲さ)が薄まっているのは面白い。2013/05/14

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