星海社新書
ドケチな広島、クレバーな日ハム、どこまでも特殊な巨人―球団経営がわかればプロ野球がわかる

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  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061386105
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0234

出版社内容情報



伊藤 歩[イトウ アユミ]
著・文・その他

内容説明

本書は、選手や監督ではなく、親会社の事情も含めたプロ野球12球団の事業構造そのものに焦点をあてた一冊である。現役の金融ジャーナリストが、公開情報はもちろん、球団代表への取材や全球団への質問状送付、顧客満足度調査に全本拠地の現地取材といった、12年間の取材と執念で得たプロ野球の“経営”に関するデータを結集し、12球団を一球団ずつ詳細に分析する。

目次

1 球団経営の基礎知識(球団ごとに全く違う収入と経費;球団と球場の一体化とは;球団が持っているとは限らない興業権 ほか)
2 パ・リーグの経営(北海道日本ハムファイターズ―「マネーボール」を地で行くクレバーな経営で顧客満足度No.1;福岡ソフトバンクホークス―積極的な投資姿勢は他球団垂涎の的、球界随一の超ポジティブ経営;千葉ロッテマリーンズ―かつては球団改革の先頭集団、指定管理でも黒字化せず ほか)
3 セ・リーグの経営(広島東洋カープ―41期連続黒字、カネがなくば知恵で勝負の超ドケチ経営道;読売ジャイアンツ―徹底した親会社との分業、他球団にない特殊な経営形態;横浜DeNAベイスターズ―悲願の黒字化達成、親会社交代で驚異の急成長 ほか)
4 プロ野球興業を支える裏方たち(裏方なくして、プロ野球なし)

著者等紹介

伊藤歩[イトウアユミ]
金融ジャーナリスト。1962年、神奈川県生まれ。横浜国立大学教育学部卒業。ノンバンク、外資系金融機関、信用調査機関など複数の企業で融資、不良債権の回収、金融商品の販売などを経験。16年間のサラリーマン生活で培った実務経験と知識をベースに、経済専門誌を中心に執筆している。主要フィールドは法律と会計。2004年からプロ野球の球団経営の取材を開始。経歴を活かした各球団社長へのインタビューなど、人気記事を多数執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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けぴ

36
プロ野球球団の経営がチームごとに全く違うことが興味深く書かれている。広島が面白い。チアガールは無い代わりにビール売り子のお姉さんがビールタンクを降ろして踊るそうです。見てみたい!2019/03/19

けいこ

31
金融ジャーナリストの著者による、プロ野球球団経営の実情。スワローズの箇所のみ。2017年発行なのでちょっと古い。資産に影響する観客動員数。優勝に絡まないシーズンでも動員数が伸びたのは『明らかにカープファンの恩恵である。』とわざわざ太字!球場の席は高い席でもクオリティは低いし、看板を付ける箇所がないので広告収入もイマイチ。でも明治神宮から借りている球場なので改修できない。『それでもチームは負傷者にも寛容で、雰囲気ものんびり。このヌルさが好きなファンも少なくない』最後は資産云々はどうでもよくなってきた(笑)2024/06/18

おいしゃん

24
思わず著者にお疲れ様、と言いたくなる労作。経営データが全く開示されていないプロ野球界の経営状態を、手探りでかなり詳細に各チームを検証している。表や円グラフも多数あるのだが、データが多すぎて見づらいのが難点。2021/05/28

BAR PLAYLIFE

21
ファイターズが球場移転を表明する気持ちが改めてわかったような気がした(^^; 冒頭に出てくる、2009年からの顧客満足度ランキングには、妙に納得!2017/08/27

ちくわ

18
金満球団と批判される球団も、財務情報から見れば、集客し、広告営業し、ちゃんと稼いでいるからこそお金をかけられているということが理解できただけでも読んだ価値はあります。Denaや日本ハムが何故球場との一体化にこだわったのか?そこが球団経営の急所だということが良くわかりました!(☆3)2020/12/16

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