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星海社新書
井伊氏サバイバル五〇〇年

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  • サイズ 新書判/ページ数 285p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061386020
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C0221

出版社内容情報

井伊氏はなぜ生き延びられたのか?直虎・直政の実像は?大河ドラマ『おんな城主 直虎』時代考証担当者と辿る、激動の五〇〇年史!井伊氏はなぜ生き延びられたのか?直虎・直政の実像は?大河ドラマ『おんな城主 直虎』時代考証担当者と辿る、激動の五〇〇年史!

大石 泰史[オオイシ ヤスシ]
著・文・その他

内容説明

在庁官人、御家人、国衆―そして近世大名へ!大河ドラマ『おんな城主 直虎』時代考証担当者が描く、井伊氏、苦闘の500年史。

目次

プロローグ 井伊氏研究と「おんな城主 直虎」
第1章 系譜史料から見る古代の井伊史
第2章 鎌倉時代の井伊氏
第3章 南北朝時代の井伊氏
第4章 井伊氏一族と室町期の井伊氏
第5章 戦国前期の井伊氏
第6章 井伊直虎とは何者か?
第7章 次郎法師直虎と井伊谷徳政
第8章 井伊直政の登場
第9章 井伊直政の実像
エピローグ 「国衆」井伊氏の五〇〇年

著者等紹介

大石泰史[オオイシヤスシ]
戦国史研究者。1965年生まれ、静岡市出身。東洋大学大学院日本史学専攻修士課程修了。大石プランニング主宰。千葉県文書館嘱託職員等を経て、大石プランニング創設。戦国史研究会会員。島根県頓原町(現、飯南町)・愛知県稲武町(現、豊田市)・千葉県勝浦市の市史編さん専門委員、静岡県史通史編(中世)執筆員などをつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

5
古代の在庁官人として出発した井伊氏が、戦国時代の国衆としての立場を経て大名となるまでの過程を描く。来年の大河の主役となる次郎法師こと直虎が、性別や井伊氏の系譜の中での位置づけが曖昧である点、直政が主君家康と秀吉との連絡を任された侍従として名を高めたこと、「徳川四天王」としての直政の武勇は関係が深かった黒田氏を通じて広められた点などを面白く読んだ。2016/11/02

MUNEKAZ

4
古代から直政までの井伊氏について一次資料に基づき記した一冊。少ない史料をもとに著者の推論も交えながら描いているが、わからない部分についてはわからないとはっきり書かれており好感が持てた。話題の直虎についての曖昧さも印象的だが、その次の直政も実像の解明が進んでいないというのは意外だった。直政の出世の糸口を武勇によるものではなく、秀吉からの「侍従」任官に置いたところは、成る程と思いながら読めた。2017/01/25

こまさん

3
来年度の大河ドラマ時代考証者の一人による、ちゃんとした井伊家の歴史をつづった好著。「井伊介」のなりたちから、直政像の再検討まで、一次史料を根拠に検討するもの。いまやちまたにあふれる井伊本だが、とりあえず本書を読んでおけば間違いないと思う。直虎を最後まで「彼女(彼?)」とするなど、女性である可能性はみとめつつ、俗説だけにはとらわれない姿勢には好感がもてる。いろいろなジレンマを抱えているんだろうなと。2016/12/09

岳飛

2
中世武士選書の井伊直政とは別の視点から、家康による彼の抜擢された背景が説明されており興味深い。父親不在による当主の若さがプラスになる等、最後のエピローグを読むと当時の人も予想のつかない展開だったのではと感じられる。 井伊氏の古代からの嫡家と庶家との変遷は内容に難しいところもあり、著者の意図を読み取れない箇所もあり2020/05/30

総兵衛

1
 「おんな城主 直虎」を史料・研究の視点で考えられる著作でした。古代~中世前期は後世の系図や史書などによって実態が不明瞭で、それ故に「家」の正統性を形成していったことが分かります。戦国大名今川氏と国衆井伊氏の関係は興味深く、国衆としては「失敗」した井伊氏が、徳川家康の被官となったことで「生まれ変わった」と言えるでしょう。2021/08/04

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