星海社新書<br> 同性愛は「病気」なの?―僕たちを振り分けた世界の「同性愛診断法」クロニクル

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星海社新書
同性愛は「病気」なの?―僕たちを振り分けた世界の「同性愛診断法」クロニクル

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  • サイズ 新書判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061385801
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0236

出版社内容情報

LGBT入門書『百合のリアル』でロングセラー! 各所での連載も大好評の著者が、世界の同性愛の歴史を「診断法」から読み解く!「同性愛者」――この言葉にひそむ、愛と闘いの歴史
あなたは「同性愛者」という言葉が、どのようにつくられたかご存じですか? 実はこの言葉は、とある二人の友情の物語からうまれました。その後、同性愛者とされた人たちは、時に罪人に、時に病人にされ、様々なかたちで「罰」を与えられ、「治療」をされるようになっていきます。そしてそれは、今も……。さあ、150年前からはじまった、同性愛者という言葉とそれに翻弄されてきた人たちのドラマを、一緒にひもといていきましょう。この本には、悲しい話も、笑っちゃうような話もまとめて盛り込みました。誰もが快適に過ごせる未来のため、ふりかえってみませんか。私たち人間を振り分けた、「同性愛者」という言葉の過去を。

牧村 朝子[マキムラ アサコ]
著・文・その他

内容説明

あなたは「同性愛者」という言葉が、どのようにつくられたかご存じですか?実はこの言葉は、とある二人の友情の物語からうまれました。その後、同性愛者とされた人たちは、時に罪人に、時に病人にされ、様々なかたちで「罰」を与えられ、「治療」をされてるようになっていきます。そしてそれは、今も…。さあ、150年前からはじまった、同性愛者という言葉とそれに翻弄されてきた人たちのドラマを、一緒にひもといていきましょう。この本には、悲しい話も、笑っちゃうような話もまとめて盛り込みました。誰もが快適に過ごせる未来のため、ふりかえってみませんか。私たち人間を振り分けた、「同性愛者」という言葉の過去を。

目次

第1章 「犯罪」とされた同性愛(‐1868)(「実は、僕もゲイなんだ!」;同じ同性愛者どうしというけれど… ほか)
第2章 「犯罪」とされた同性愛(‐1871)(同性愛の理由を「からだ」に探す;同性愛の理由を「こころ」に探す ほか)
第3章 戦火の中の同性愛(1938‐)(ナチスの台頭と同性愛迫害;ナチスの“同性愛治療”―ブッシェンヴァルト強制収容所の悪夢 ほか)
第4章 同性愛は「人種」なのか(1945‐)(「人間は同性愛者と異性愛者に分かれる」説に対する、両性愛者(バイセクシュアル)の戦い
同性愛が心の病気とされていたころの診断法いろいろ ほか)
第5章 現代社会と同性愛(‐2015)(現代も同性愛を「犯罪」「病気」とみなす地域;“ネタ”としての同性愛診断法 ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

青蓮

117
「百合のリアル」が面白かったのでこちらも手に取りました。「同性愛」を巡る戦いの歴史を繙いた本。150年前にドイツで生まれた「同性愛者」と言う言葉。それは時に罪とされ、病気とされ、迫害され続けてきた。現代に於てもまだまだ「同性愛者」を見る眼差しは偏見や嘲笑の色が濃い。異性愛も同性愛も「人を愛する」ことには何ら変わりはないのに。「同性愛は恥ずべきことでも、悪いことでも、劣ったことでもないのです。同性愛は病気ではありません。性的発達過程に起因する、性機能のバリエーションのひとつ」と言うフロイトの言葉がとても素敵2016/03/31

Koning

44
同性愛という用語が生まれがのが比較的最近の19世紀はプロイセンでそれも自然でない性行為を罰する刑法への対抗として生まれたとか以外と知られていないあれこれと、そこから未だに翻弄されている現代社会というか、19世紀後半から20世紀前半のなんちゃって科学的あれこれによって色々とやらかしてきたのね、人間ってというのがさっくりわかる本。個人的にはフロイトせんせ、あんた良いこと書いてたんじゃないかー!見直したよ!ってことで(何その上から目線)2016/03/22

おさむ

33
レズビアンタレントによる、同性愛迫害の歴史書。語り口は軽めで分かりやすく、人類の「黒歴史」を紹介しています。いま見れば、同性愛をあぶり出すトンデモ診断法が世の中に蔓延していたわけで。その点では、最近はLGBTというワードで理解が進んできたことは半歩前進なのでしょう。数年前のアカデミー賞のムーンライトをはじめ、同性愛理解に映画のもたらしている効果も大きいような気がします。2018/10/18

くまたろう

14
「同性愛者」という言葉が生まれたのが1868年。彼等の存在を認め守るために生み出された概念としての言葉が、「普通」ではない異分子を括るための便利なものとして使われるようになっていく。自分の心の中にも偏見の心が潜んでいるということを忘れず、常に視野を広げていくよう心掛けたい。そのためにはまず知ることが必要だと思う。筆者のフランクながら真摯な語り口に非常に好感を持った。興味のない人、否定的な思いを持っている人にこそ読んでほしい。2016/06/18

サトゥルヌスを喰らう吾輩

11
16頁 同性愛の原因については(中略)「これが原因です!」とすべてを語りつくした論文はひとつも出てきていないという状況です。おそらく、今後も出てこないでしょう。なぜなら、"同性愛の原因"を考えるという態度は、しばしば「同性愛者は同性愛者でない人とは客観的に区別できる」という前提の上に成り立っており、この一歩手前の問いを置き去りにしたままの態度だからです。 ーーという一文の明晰さにカタルシスを得ました。この「一歩手前の問い」を、現在から約150年前までの歴史をふりかえって考える、非常に素敵な本でした。2016/03/23

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