星海社新書
中身化する社会

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 232p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061385337
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0295

出版社内容情報

ソーシャルメディアは見栄を殺した。体裁やイメージより「中身」がシビアに問われる時代に僕らはどう対処すべきか、菅付雅信が問う!「中身」が丸裸になる社会を、どう生きていくか?
生きるうえで大事なことが、変わった。その変化の潮流を示すことが、本書の目的だ。ネットの進化、そしてソーシャルメディアの爆発的普及によって、テレビや広告などによるイメージ操作は、ほぼ効かなくなった。ウソや誇張はすぐに検証され、バレてしまうからだ。商品もサービスも、そして人間までも、その「中身」が可視化され、丸裸にされてしまう社会の中で、もはや人々は見栄や無駄なことにお金や時間を使わなくなる。そして、大量消費的な流行に流されず、衣食住すべてにおいてより本質を追求するようになる。この社会の“新しい次元”に、僕らはどのようにコミュニケーションと生き方を変化させ、対応していくべきなのか。

菅付 雅信[スガツケ マサノブ]
著・文・その他

内容説明

生きるうえで大事なことが、変わった。その変化の潮流を示すことが、本書の目的だ。ネットの進化、そしてソーシャルメディアの爆発的普及によって、テレビや広告などによるイメージ操作は、ほぼ効かなくなった。ウソや誇張はすぐに検証され、バレてしまうからだ。商品もサービスも、そして人間までも、その「中身」が可視化され、丸裸にされてしまう社会の中で、もはや人々は見栄や無駄なことにお金や時間を使わなくなる。そして、大量消費的な流行に流されず、衣食住すべてにおいてより本質を追求するようになる。この社会の“新しい次元”に、僕らはどのようにコミュニケーションと生き方を変化させ、対応していくべきなのか。

目次

第1章 ソーシャルメディアが「見栄」を殺す(ブルックリンで体験した「コンフォート」の波;『セックス&ザ・シティ』の女優はコンフォートへ ほか)
第2章 ライフスタイルが「競争的」になる(クラフトマンシップの復活;お洒落なレディー・ガガよりもブスなアデルが売れる理由 ほか)
第3章 人が、そして社会が「中身化」していく(大衆に「可視化」されるプライバシー;有名人は徹底的に可視化される ほか)
第4章 「中身化する社会」を生きる(検索の中で、自分の生き様を見失う;IBMが予測する「評判という資本」 ほか)

著者等紹介

菅付雅信[スガツケマサノブ]
編集者、菅付事務所代表。1964年宮崎県生まれ。角川書店『月刊カドカワ』編集部に契約社員で入社。角川退社後『カット』の創刊に携わり、『エスクァイア日本版』編集部を経て91年に独立。自らカルチャー・マガジン『コンポジット』を創刊し、35号を刊行。また、『インビテーション』『エココロ』創刊時の編集長も務める。現在、数々の「編集」の仕事と並行して、朝日出版社のアイデアインク・シリーズを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

16
サブカルに強い星海社新書。現代ではネットでの評判、影響力まで考慮して数字で、100点満点で評価までしてそれをビジネスとしている会社まである、昔は人は見た目で判断できる、例えば靴で分かる等が実しやかに言われていたが、今はSNS(特に実名のFacebook)の発達により、初対面の人と会う事が有れば、顔等より、その人の評判等は前もってネットで調べて其れがその人の中身として認識される世界。これを著者は中身化する社会と名付けた。ライフログがキーワード。坂口恭平、岡田斗司夫、村上春樹が取り上げられてる、私は懐疑的だ2025/06/02

おおにし

15
ソーシャルメディアでは「人は見た目が8割」の時代は終わり、個人も集団も中身が可視化されていく方向へ進む。真正直で愚直に行動すればするほど可視化が進み、ネットでの影響力が拡大する。一方、私もそうだが自分の気持ちをはっきり出せない人やSNSで傍観者の立場をとるような「普通の人」にとって、これからは生きづらい時代になるという。うーむ、大変な時代になってしまったものだ。2018/04/14

ほじゅどー

14
★★★全世界のカジュアル化。SNSで検索すれば人々の人格は判断できるから見た目は重要ではなくなる。ネットで嘘はすぐバレる。我々が望む消費は充実した時間を過ごすためのもので、より本質的なものを求めている。イメージから本質へ。個人のプライバシーは可視化される。与えられた情報だけを貪り、自ら主体的に考え自己決定することを放棄する動物化していく。人間が人間であるためには与えれれた環境を否定することが出来なければならない。生きるために「普通」をやめよう。ちょっと変ぐらいがちょうど良い。2017/06/05

毒ドーナツを食べたいな

5
一部の間で「ツイッターはバカ発見機である」と云われている。上手く取り繕っていてもひょんなことからボロを出してしまう◆本書はソーシャルメディアの流行によって変わりつつあるわれわれの生活を拾い集め紹介している◆広告は商品を知らしめることからコミュニティをつくることにシフトしている◆企業が人格化している等2015/03/04

nizimasu

4
ネットの台頭により、情報の可視化が進んでいる。その先に見えてくるのは何かーー。建前が通用しなくなり、見た目とのギャップに見栄を張る時代もおわった。その先に張るのは等身大なのか。むしろ、今の時代は、まるで理科室の人体模型のようだ。体の中身がむき出しで全身の神経がむき出しになっている。この本を読んでいたらそんなイメージがわいてきた。とまれ、そんな時代をスリリングと思うか、恐ろしいと思うのか。それぞれに問われいるなあと思った次第だ2013/03/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6327726
  • ご注意事項

最近チェックした商品