出版社内容情報
『スーパーマリオブラザーズ』はアドベンチャーゲームだった? 日本のゲーム史を、物語論と文献史学的手法で縦横無尽に読み解く!本書は、ゲームと共に生きてきた「僕たち」のための本です
僕たちの暮らしの中にゲームが登場して、30年ほどの時が流れました。本書ではその歩みを辿ってゆきますが、ソフトの売り上げ、あるいはハード戦争といった事柄に重心を置いた記述はしていません。なぜなら、日本のゲームは、「ボタンを押すと反応する」という基本を巧みにアレンジしつつ、一方で「物語」との向き合い方を試行錯誤してきた歴史を持っているからです。このような視点でゲーム史を編むことで、「スーパーマリオのようなゲームはもう生まれないのか?」「最近のゲームはつまらなくなったのでは?」といったあなたの疑問にもお答えできるようになりました。さあ、ゲーム史をめぐる冒険の旅に出ましょう!
さやわか[サヤワカ]
著・文・その他
内容説明
スーパーマリオはアクションゲームではなかった。誰も知らなかった、僕たちとゲームの30年史がここにある。
目次
はじめに なぜ「ゲームの歴史」が必要なのか
第1章 スーパーマリオはアクションゲームではない
第2章 僕たちは誰を操作しているのか
第3章 物語をシミュレートする
第4章 体感と対戦
第5章 CD‐ROMの光と影
第6章 終わりの/と始まり
第7章 楽しみはゲームの外にある
第8章 あたらしい一人称
第9章 「別世界」から「現在」へ
おわりに ゲームの未来
著者等紹介
さやわか[サヤワカ]
ライター、物語評論家。1974年北海道生まれ。大学卒業後は個人ニュースサイト『ムーノーローカル』を運営。援助交際の相場、学校で割られた窓ガラスの枚数、食品異物混入などのテーマを扱い、当時は珍しい100万ページビューを記録する。その後文筆業に入り、『クイック・ジャパン』『ユリイカ』などで執筆。関心領域は物語的なもの全般で、小説、漫画、アニメ、音楽、映画、ネットなどのカルチャーを評論する。現在『朝日新聞』でゲーム紹介コラムを連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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