講談社の創作絵本
しろいおくりもの (新装版)

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 21X22cm
  • 商品コード 9784061325623
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

出版社内容情報

雪の朝にまどかが出会った、白いそりと白い服の子どもたち。そりに積まれた白い箱には、星のかたちのかけらが詰まっていました……。秋の最後のひと葉が散って、冬がやってきました。
 ある朝、まどかは雪の野原を歩いていると、美しい白い箱を見つけます。箱のまわりには星のかたちのかけらがいっぱい落ちていました。かけらは拾い上げると、すっと消えてしまいます。
 凍った湖にも雪が積もりました。そこには真っ白いそりがとまっていて、たくさんの白い箱が積んであり、たくさんの白い服の子どもたちがいるのです。
 まどかが拾った箱を抱えて立っていると、子どものひとりがかけてきて、「あった、ぼくの だいじなもの・・・・・・。」と、言って箱を持ち去ってしまいます。その子がそりに乗ると、そりは動き出しして、真っ白い森の奥に消えていきました。
「あの子たちはどこからきたのかしら?」その夜、まどかは考えていると、外はまた雪になりました。
 まどかが外に出ると、あのそりと子どもたちがやってきていました。子どもたちがそれぞれ手に持った小さい白い箱を開けると、星のかたちのかけらがあふれ出し、空に上って雪になっていきます。そりを引いて、夜空に舞い上がる子どもたち。雪の中に「あ、り、が、と、う」の文字が、きらきらとかがいて見えました。

立原 えりか[タチハラ エリカ]
著・文・その他

永田 萠[ナガタ モエ]
著・文・その他

内容説明

こおったみずうみの向こう岸にとまっていた、まっ白なそり。そこにいたのは白いふくの子どもたちです。ひとりの子が、まどかの手から白いはこをとると、子どもたちは、そりとともに走り去って…。美しい冬の、ものがたり。

著者等紹介

立原えりか[タチハラエリカ]
東京都に生まれる。1957年に自費出版した『人魚のくつ』で第8回日本児童文学者協会新人賞を、1961年に『でかでか人とちびちび人』で第2回講談社児童文学新人賞を受賞。『木馬がのった白い船』(角川文庫、講談社文庫)、『天人の橋』『王女の草冠』(愛育社)や、翻訳作品など著書多数。童話創作の機関誌「ヒースランド」編集長。2013年第52回児童文化功労賞受賞

永田萌[ナガタモエ]
兵庫県に生まれる。1987年、エッセイ画集『花待月に』(偕成社)で、ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を受賞。著作は140作以上に及ぶ。2000年開催の淡路花博(ジャパンフローラ)では、公式ポスター、キャラクターマークを手がけた。国内外で数多くの展覧会を精力的に開催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

魚京童!

8
ふむ。2016/03/27

遠い日

4
新装版にて。雪の野原、雪の森。一面の白い世界で、まどかが見つけた生きものの息吹。そして、不思議な白い箱。小さな白い子どもたちが消えていった森の奥。雪のはかなさが、印象的な美しい世界をみせるファンタジー。2014/02/11

2時ママ

2
次女6歳 独り読み。2017/01/31

2時ママ

1
次女6歳 独り読み。 2017/02/06

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