講談社の創作絵本
シールのかくれんぼ

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  • サイズ A4判/ページ数 36p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784061325067
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

出版社内容情報

シール遊びに夢中になり、壁にシールを貼ってしまったなおきくん。突然やってきたお母さんから隠れようと壁に貼り付くと……!?ある日、なおきくんは、おもちゃ箱の中から、使っていなかったシールを見つけます。シールは、ブルドーザーや消防車から、ケーキやプリンなど、思わず貼りたくなってしまいたくなる、かわいいものばかり。
嬉しくなったなおきくんは、お母さんに止められていたのにも関わらず、夢中で壁にどんどんシールを貼ってしまいます。ところが、ほとんどのシールを貼り終えた時、お母さんがなおきくんを探しに来たのです。我に返ったなおきくんは、大慌てで壁に貼りつき、必死でシールを隠そうとします。
「どうか見つかりませんように……!」
なおきくんの願いが通じたのか、お母さんはなおきくんやシールに気づかず、遠ざかっていきます。
安心したなおきくんですが、目を開けると、体が動きません。自分の体をよーく見てみると、自分もシールになってしまっていて……!?

思わずはがしたくなるようなかわいいシールのイラストや、なおきくんとお母さんのあたたかみのある表情が魅力の、心あたたまるファンタジーです。

定岡 フミヤ[サダオカ フミヤ]
著・文・その他

内容説明

おかあさんには、ないしょだよ。シールを壁に貼って遊んでいたなおきくん。そこに、お母さんがやってきて…!?第33回講談社絵本新人賞受賞作。

著者等紹介

定岡フミヤ[サダオカフミヤ]
1979年生まれ。立命館大学卒業。絵本ワークショップ「あとさき塾」出身。『シールのかくれんぼ』で、第33回講談社絵本新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

81
シール好きな男の子がシールになってしまう奇譚絵本。二次元的なシールの世界での動きが面白い。ちゃんと体の裏面が白くなっている。シールの世界で、怪獣シールに襲われそうになるが、もっと恐ろしいのは、壁にシールを貼られて怒ったお母さんだった!2015/10/11

もっちゃか

18
シールに変身しちゃった男の子。ドキドキして楽しい~!お母さんが男の子そっくりのシールを大事に扱ったり、元に戻った男の子が自分を探しているお母さんの後ろから抱きついたり・・・お互いを想う温かさにほっこり。優しい余韻が残ります。男の子の、ちょっと屈んでシールを貼る様子とか、背中のシャツの裾から肌着が出ちゃってる感じとか、細かい所がすごくリアルで愛おしいです。2013/03/31

emi*

14
本屋さんにて。シールの絵がとっても丁寧に描かれている。林明子さんテイストの絵柄。シールになっちゃう、という奇想天外なお話だが、それだけで終わらず、最後はほっこりさせられた。2013/02/16

イスタ

12
5歳読み聞かせ。知り合いからいただきものの絵本。これ、とっても好き。途中まで読んだら隣で自分の本を読んでたお兄ちゃんも気になったらしく、もう一回初めから読んで〜と言われました。娘もシールが好きで所構わず貼っています。絵がリアルで、子供のいる家そのもの。子供が乗れる赤い車が実家にあるのとそっくりで一緒だ!と喜んでいました。2018/11/29

biba

12
子どもが先に読んで、「この本面白いけど、ちょっと怖い!」と言っていた。かわいらしい絵なのに、と思って読んでいると、「ここからはちょっと待って!」と取り上げられてしまった。「怖いよー。いい?」と前置きたっぷりにページをめくる娘。確かに怖い。なかなか怖い。最後は本当にほっとした。面白いけど、それだけじゃないのがよかった。2015/04/04

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