出版社内容情報
【内容紹介】
堅苦しい理論や専門的な数式を避けながら、現代物理の全体像とキー・ポイントを要領よく説いた入門書をつくりたい──。湯川博士のこの念願を実現したのが本書である。ここでは、相対性理論、素粒子の世界など現代物理の諸問題が、SFの手法をかりて、たくみに、興味ぶかく説明されていく。いままで物理に縁遠かった人にも新しい関心をよびさます書といえよう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
1
うーん。2017/02/16
りんにゃん
0
読みやすい。物理学を専門にしている僕でもなるほどと思うこともあるし、そうでない部分も非常に面白く解説していた。高校生にもオススメしたい。2014/06/09
ヴェルナーの日記
0
ノーベル物理学者で故・湯川博士の監修で、大衆にも分かり易く、物理的思考法を中心に物理が哲学と分かれていなかったギリシャ時代から現代までの物理学の有り方に言及している。 印象にだったのは、放射能取り扱いの章で著者はリスクヘッジを考慮し、慎重に取り扱うべきとあり、原発安全神話を述べていない。さらに素粒子について数多くの種類が発見されており、未知なる世界が広がっていると述べいる。それを思うと、一つの格言を髣髴させる『この世の全ては謎。そして謎を解く鍵は、新たなる謎だ。』(ラルフ・ウォルドー・エマソン) 2013/06/25
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