出版社内容情報
◆第一句集シリーズ/I
凍鶴を飼はば百年ともに寝て
鬼晶さんの物語は、華やかでもあり…◆第一句集シリーズ/I
凍鶴を飼はば百年ともに寝て
鬼晶さんの物語は、華やかでもあり、怖ろしくもある。
物語とは、作者のための物語であると同時に、読者のための物語でもある。
(序・石田郷子)
◆自選十句
花水木ひらりと君へ飛びたきを
馬の名はロンサムボーイ風薫る
まるく照る蕃茄共同幻想論
箸古くなりぬ天の川しんしん
鉦叩おもひ遠のく遠のけと
運河晩秋こなごなに日はねむり
普羅伝を繙きをれば梟鳴く
リュウグウノツカイ吹寄せ春一番
水槽に青き魚ゐるシクラメン
春昼のいつもどこかに鼓笛隊
福田鬼晶[フクダキショウ]
著・文・その他
目次
夏
秋
冬
春
著者等紹介
福田鬼晶[フクダキショウ]
1950年山口県防府市生まれ。東京外国語大学ヒンディー科卒。「糸瓜」「梅林」「ランブル」を経て、2009年「椋」(代表:石田郷子)会員。2014年第五回椋年間賞受賞。2014年第三回椋新作賞受賞。俳人協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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