ザ・ベストミステリーズ〈２０１４〉―推理小説年鑑

日本推理作家協会【編】

講談社（2014/05発売）

• サイズ B6判／ページ数 349p／高さ 19cm
• 商品コード 9784061149151
• NDC分類 913.68
• Cコード C0093

出版社内容情報

ミステリーが読みたいならこれで決まり！２０１３年発表の全短編推理小説から、日本推理作家協会がもっともすぐれた１０作品を選出。

ミステリーが読みたいならこれで決まり！　
2013年に発表されたすべての短編推理小説のなかから、日本推理作家協会がもっともすぐれた１０作品を選出。
日本推理作家協会賞候補作全作収録！　
以下、収録作一覧「彗星さんたち」伊坂幸太郎「暁光」今野敏「墓石の呼ぶ声」翔田寛「恋文」西澤保彦「春の十字架」東川篤哉「コーチ人事」本城雅人「言えない言葉」本多孝好「五度目の春のヒヨコ」水生大海「人魚姫の泡沫」森晶麿「不惑」薬丸岳

「彗星さんたち」伊坂幸太郎
「暁光」今野敏
「墓石の呼ぶ声」翔田寛
「恋文」西澤保彦
「春の十字架」東川篤哉
「コーチ人事」本城雅人
「言えない言葉」本多孝好
「五度目の春のヒヨコ」水生大海
「人魚姫の泡沫」森晶麿
「不惑」薬丸岳
「推理小説二○一三年」福井健太

内容説明

２０１３年に発表されたすべての短編推理小説のなかから、日本推理作家協会がもっともすぐれた１０作品を選出。まぎれもない、最高の短編推理小説集！日本推理作家協会賞候補作全作収録！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[タックン]

初めて読む短編集。伊坂さんは安定の１冊・・・でもこれってミステリー？今流行りのアンソロジーに比べテーマが決まってないので適当に集めたって感じ。薬丸さんと本多さんは既読と気づいて残念だった。では新人作家の発掘ってことで水生さんの（・・・ヒヨコ）がよかった。森さんの（人魚姫・・・）は全体的によかったけど終盤がくどい割には尻切れトンボだったかな。比較的にミステリー要素は少なめかな。

2014/08/16

[みかん🍊]

ベストというだけあってどれも面白い作品ばかりでした、目当ての伊坂さんと水生さんは、「エール」で既読、でもこれはミステリーというよりやっぱりお仕事小説の印象が強い。本多さんは「MOMENT」の森野の中学生の時の話。薬丸岳さんは初読みながら緊張感漂う駿作でした。全体的におどろおどろした作品ではなく軽いミステリーで読み易すかったです。「よくできた短編は氷山です」序より。

2014/09/25

[papako]

西澤さん、伊坂さん、薬丸さん目当てだったと思うが、全部既読でした。でも、楽しめました。短編集というには濃い内容。それぞれ満足できる。今野さん、シリーズで読みたい。水生さんの『ヒヨコ』また会いたい。森昌麿さん、初めて読んだけど、読みづらかった。東川さん、こういうの書かれるんですね。本多さん、ジュブナイルね〜。ごっつうお腹いっぱいな一冊でした。

2017/03/28

[KEI]

10名の作家のミステリーアンソロジー。伊坂作品目当てで借りたが、ジャイロスコープで既読だった！新幹線の掃除をする人たちの話で名言はパウエル国務長官の「常にベストを尽くせ、見ている人は見ている」面白かったのは本多孝好さんの「言えない言葉」死神狩りに出掛けた子供たちと死神と言われた葬儀屋の娘との話。子供の1人の兄が関わり、恋心あり主人公の言葉使いに最後まで騙された。10人もの作家さんの豪華ないアンソロジーだった。

2022/02/26

[ヒデミン@もも]

伊坂幸太郎さんと薬丸岳さんの作品を楽しみに先に読んだが、2つとも既読済残念。久しぶりに本格ミステリーな感じの今野敏さんと翔田寛さんの作品。そして三重県出身の水生大海さん、森晶麿さん、本城雅人さんの作品も良かった。

2015/11/19