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出版社内容情報
大震災、心の傷、家族との最後の日々
内容説明
被災者の“心の叫び”と取り組み、その5年後、わずか39歳で逝った安克昌さん。「傷つきにやさしい社会」の実現を願う精神科医としての姿勢と生き方、そして、家族との最後の日々を描く。
目次
第1部 家族と(発覚―平成十二(二〇〇〇)年、春
笑顔―平成十二年、夏
戦い―平成十二年、秋
小さな手がかり―平成十二年、冬)
第2部 小さい子(天からの子たち―平成十二~十三(二〇〇〇~二〇〇一)年、冬
涙―平成十三年、春
真珠のように―平成十三年、夏
一歩―平成十三年、秋
小さい子―平成十三年、冬)
著者等紹介
河村直哉[カワムラナオヤ]
産経新聞編集委員兼論説委員。1961年生まれ。広島大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ガブリエル
5
この作品は、ドラマ「心の傷を癒すということ」の主人公のモデルで、震災被災者の心の傷に寄り添いわずか39歳の若さで亡くなった精神科医・安克昌さんの生き方と遺された家族のその後の日々を、彼と共に震災後を体験したジャーナリストが書いたノンフィクション。ドラマの主人公・柄本佑があまりにも好演だったからか、作中の場面の一つ一つが映像を結び涙を抑えられない。安医師の医師としての素晴らしさ、人間としての優しさ、大きさに胸を打たれる。自らの身を賭して闘った安医師には尊敬の念しかない。本当に、惜しい人物を亡くしたなぁ・・・2020/03/19
ミュウ吉
1
泣いた。恥ずかしながらNHKのドラマ化で安先生のことを知った。社会の貧しさや人の弱さに真摯に向き合うことがいかに大切かということを考えさせられた。2020/02/03
iroiro
0
安克昌さんという人をテレビドラマで知った。その後「心の傷を癒すということ」を読んだ。図書館で、この本を偶然目にして借りてきた。 39歳、人生は、医師としての仕事も3人目の子どもが誕生しようとしていた家庭もこれからだった。無念だっただろう。とりわけ家族との最後の日々、そして亡くなってからの家族の様子に涙で文字が読めなくなった。妻の末美さん、3人の子どもたち、きっと安さんが亡くなってからの人生は平穏ではなかったと思うが、医師としての仕事だけでなく、この家族も間違いなく安さんが遺したものなのだと思った。2023/05/23
okatake
0
阪神淡路大震災後、自身も被災者ながら精神科医として現場で陣頭指揮をとった若き精神科医の素顔。 阪神淡路大震災の5年後、彼はわが子誕生のわずか2日後に39歳という若さで旅立つ。 発病から死までの日々と阪神淡路大震災後の彼の活躍を織り交ぜて素顔に迫っています。 「心の傷を癒すということ」とともに読むと良いと思います。2020/04/18
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