内容説明
本や人との「縁」で紡がれた不思議な古書店『止まり木』。この店で働く名取司は、自分の小説を出版するため、懸命に執筆を続けていた。そのひたむきな姿に触発され、古書店の店主であり、魔神の亜門は本の出版というものに興味を抱き、ある場所へと向かった―。(「第一話亜門、初めての同人誌即売会」より)。人気キャラクターが織りなす、笑えて、心がほっこり温まる五つのストーリー。幻想古書店シリーズ、ファン待望の番外編、はじまり、はじまり~!!
著者等紹介
蒼月海里[アオツキカイリ]
宮城県仙台市生まれ。日本大学理工学部卒業。元書店員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しんごろ
183
シリーズ番外編。亜門、コミケに行くのか。魔神も熱中症になるんだな。コバルト、あいかわらず自由奔放すぎる。アスモデウス、司と出会って、悲しげではあるけど、何か達観した感じだよね。風音は、気をはりつめずに、ぼちぼちゆるりとしてほしいね。天使も休息は必要だよ。そんな魔神や天使を通して、司はもちろんのこと、三谷も一歩ずつ成長している姿は、読んでて微笑ましいです。こんな番外編なら、また違う話も読んでみたくなりましたね。2019/12/23
ダージリン
45
まさか番外編が読めるとは、嬉しいです! 亜門の話とアスモデウスの話が特に好きです♪ それと天使たちの会話で「存在理由を否定した時から、新しい人生が始まるのさ」というセリフが、妙に気に入りました(笑)。2019/04/15
けろり
43
読み終わってしまったのが残念です。ゆっくりゆっくり一話一話をじっくりと読む楽しみを教えてくれたシリーズでした。また一巻から、それぞれの巻末の参考資料を読みつつ読み直してみようかなぁと思います。2019/04/19
ありす
40
『番外編=その後の話』って思ってたら違いました。ちょっと残念な気持ちと、でも幻想古書店の面々の日常をまた覗けた嬉しさがあります。一番面白かったのは亜門のコミケ参戦。亜門らしさ全開で楽しかった。司とアスモデウスの話は暖かい気持ちになれた。二人の仲も良くなっていて良かった。天使にもノルマがあるのはちょっとショックでした。またフラッと立ち寄りたい幻想古書店の世界でした。【シリーズ8作目・番外編】2020/07/09
ぽろん
39
番外編。魔神様方、すっかり馴染んで楽しそうでした。サクッと読了。2019/04/10