出版社内容情報
大家族に育ったキタキツネの子は立派に独立し、ひとりっ子のタヌキは親のあり余る愛情のため死にかけます。さて人間の社会は大丈夫でしょうね。37年間北の大地で野生動物を診つづけてきた著者が、動物達の人間社会への伝言を、余すところなく伝えます。
内容説明
大家族に育ったキタキツネの子は立派に独り立ちし、一人っ子のタヌキの子は有り余る愛情で死にかけた。さて人間の子は大丈夫でしょうか。旅行者が善意でやるスナック菓子がキタキツネを死にいたらしめ、人間が季節外れの物を食することで公害をまきちらし、動物達を苦しめている。37年にわたって野生動物の声を聞き続けてきた竹田津実が、病んでいる人間社会に、彼らの切実な伝言を伝えます。「今なら人間も大丈夫ですよ。」
目次
母ウマの復讐
大家族のキツネ
トビのピーと子供たち
テン子のコミュニケーション
親の愛情と子の友情
私の親は誰!?
子供の数と親の愛情
小さい時のケンカは…
忘れんぼのシマリス
ニャーは姉さん気どり
キタキツネの家風
およげない子ガモ
コタンクルカムイの食欲
スナック菓子とキツネ
モモンガの隠れ家
アザラシの子と目の高さ
いたずら好きな動物たち
無視されることはつらい
我が家の居候
捨てられた子いぬと少年
父親はつらい
著者等紹介
竹田津実[タケタズミノル]
写真家・エッセイスト・獣医。1937年大分県生まれ。1963年岐阜大学農学部獣医科卒。小清水町農業共済組合診療所に勤務。1970年より同診療所長。1991年退職。キタキツネの生態調査を続けながら、傷ついた野生動物の保護治療、リハビリの作業に取り組む。映画「キタキツネ物語」の企画動物監督をはじめ、テレビ放送番組の監督などを手がける。著書に、写真集『キタキツネ物語』『今日はキツネ日和』、エッセイ『北海道動物記(上・下)』『北の大地から』など多数
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