出版社内容情報
再婚はゴールではなかった──
子連れ再婚を選んだ理由、継子との関係、経験してわかった困難と醍醐味。公的な調査が一度もおこなわれないなか、当事者119人へのアンケート調査と追跡インタビューによって、はじめて語られた本音と証言。子連れ再婚家庭の実態を伝え、"再婚時代"の家族のかたちを考える。
当事者の具体的な声を豊富に掲載し、ステップファミリー支援につながる情報も収録。
◎ステップファミリー(子連れ再婚家庭)の基礎知識
?◎アンケートに見る119人の声
ステップファミリー実態調査アンケート 結果報告
〈自由記述欄につづられた声〉
Q 再婚してよかったことは?
Q 困ったことやいやだと感じたことは?
Q これから再婚する人へのアドバイスを
?◎子連れ再婚17家族の証言─追跡インタビュー
■証言──さまざまなかたち、それぞれの事情
1●父子家庭×初婚女性の山崎さん一家の場合
2●父子家庭×母子家庭の小林さん一家の場合
3●母子家庭×初婚男性の安部さん一家の場合
4●母子家庭×再婚男性の竹林さん一家の場合
5●死別の父子家庭×母子家庭の山本さん一家の場合
6●初婚男性×母子家庭の山田さん一家の場合
7●0才児のいる父子家庭×初婚女性の小池さん一家の場合
8●思春期の娘のいる父子家庭×初婚女性の原田さん一家の場合
9●わが子と同年齢の子のいる父子家庭×母子家庭の木村さん一家の場合
〈自由記述欄につづられた声〉
Q 再婚前にパートナーと話し合ったことは?
■証言──何に悩んでいるのか
10●継子を愛せない
11●実母とのかかわりに振り回されて
12●継祖父母から受ける差別【子の立場から1】
13●継父との同居に受けるストレス【子の立場から2】
[コラム]ステップファミリーを傷つけるNGワード
〈自由記述欄につづられた声〉
Q 再婚後の変化でとくにつらいものは?
■証言──もがきつづけて見えてきた着地点
14●離縁しても親子、と思える関係を築く
15●夫婦の絆さえしっかりしていれば、ブレない
16●家族のあり方に「ふつう」を求めない
17●家族みんなの思いやりが決め手
〈自由記述欄につづられた声〉
Q どんなサポートがあるといいですか?
◎ドイツ発 母子家庭×再婚男性のダニエルさん一家の場合
◎海外のステップファミリー事情から考える
◎これからの日本のステップファミリー支援に願うこと
◎支援につながるウェブサイト
新川 てるえ[シンカワ テルエ]
NPO法人M-STEP理事長、家庭問題カウンセラー。1964年生まれ、千葉県柏市出身。10代でアイドルグループのメンバーとして芸能界にデビュー。その後、2度めの離婚の折にシングルマザーを支援するNPO法人Winkを設立。10年間の活動後、長女に理事長を引き継ぎ、2014年、シングルマザーとステップファミリーを支援するNPO法人M-STEPを新たに設立。3度の結婚・離婚・再婚などの経験を生かして、作家、シングルマザー・コメンテーター、家庭問題カウンセラーとして活躍中。
『子連れ離婚を考えたときに読む本』(日本実業出版社)、『子連れ再婚を考えたときに読む本』『シングルマザー生活便利帳』(ともに小社刊、後者は田中涼子との共著)ほか、著書多数。
内容説明
根掘り葉掘り聞かれるのが面倒だから、偏見の目で見られるからと、事情を打ち明けられないステップファミリーは多く、周囲の理解も進まない。当事者119人へのアンケート調査と追跡インタビューをもとに、子連れ再婚家庭の実態を伝え、“再婚時代”の家族のかたちを考える。
目次
1 アンケートに見る119人の声(ステップファミリー実態調査アンケート結果報告;自由記述欄につづられた声)
2 子連れ再婚17家族の証言―追跡インタビュー(証言 さまざまなかたち、それぞれの事情;証言 何に悩んでいるのか;証言 もがきつづけて見えてきた着地点)
著者等紹介
新川てるえ[シンカワテルエ]
NPO法人M‐STEP理事長、家庭問題カウンセラー。1964年生まれ、千葉県柏市出身。10代でアイドルグループのメンバーとして芸能界にデビュー。その後、2度目の離婚の折にシングルマザーを支援するNPO法人Winkを設立。10年間の活動後、長女に理事長を引き継ぎ、2014年、シングルマザーとステップファミリーを支援するNPO法人M‐STEPを新たに設立。3度の結婚・離婚・再婚などの経験を生かして、作家、シングルマザー・コメンテーター、家庭問題カウンセラーとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まど
Humbaba
木麻黄
まりこ
サオリ