内容説明
家が入れ子のように重なってしまった二つの家族。一方の台所は、他方の寝室でもあり―(「融合家族」)。おれは昨夜まで童貞だった、新婚初夜を迎えるまでは。なのに潜望鏡が現れて、おれたちの性生活を覗いているのだ(「奇ッ怪陋劣潜望鏡」)。苦手な飛行機に乗ったがために、ハイ・ジャックに遭ってしまったおれ。なぜか乗客は皆、喜んで―(「日本列島七曲り」)。平凡な現実がぐらりとゆがみ、狂騒の世界が広がる極上短篇集!限定復刊。
著者等紹介
筒井康隆[ツツイヤスタカ]
1934年大阪生まれ。同志社大学文学部卒業。主な作品に『虚人たち』(泉鏡花文学賞)『夢の木坂分岐点』(谷崎潤一郎賞)『朝のガスパール』(日本SF大賞)「ヨッパ谷への降下」(川端康成文学賞)『わたしのグランパ』(読売文学賞)などがある。ほか、フランス・パゾリーニ賞、菊池寛賞受賞。フランス・芸術文化勲章シュバリエ章、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



