内容説明
戦国の覇王・織田信長の実弟として生まれ、容貌も瓜二つの源五郎長益は、しかし無類の兵法くれ―意気地なし。武将としての未来は暗澹たるものだった。そこで実兄・信長は、長益に「数寄」の才を見出し、みずからが創出した「戦国バブル」の推進役として、「茶の湯」を修業させる。長じて長益は、豊臣、徳川と続く乱世に「茶道」を以って生き抜いていく…。後世に名高い茶人・織田有楽斎の波乱に満ちた生涯を描いた書き下ろし長編。
著者等紹介
菅靖匡[カンノブタダ]
愛媛県西条市生まれ。在住。2004年、第10回歴史群像大賞優秀賞を受賞し、2006年、『小説 大谷吉継』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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